仮面ライダーストロンガー

仮面ライダーストロンガー

『仮面ライダーストロンガー』は、1975年4月5日から12月27日まで毎週土曜日にTBS系列で放送された特撮テレビドラマです。この作品は、仮面ライダーシリーズの第5作目であり、昭和期の仮面ライダーシリーズの最後の作品となります。物語は、改造電気人間に変身できる青年・城茂と彼の仲間たちが、悪の組織ブラックサタンと戦いを繰り広げる様子を描いています。

概要

本作の制作は東映と毎日放送によって行われ、分かりやすく力強いストーリーラインが特徴でした。内容は西部劇のような旅物語であり、レギュラーキャストは他のシリーズよりも少なめです。撮影は東映生田撮影所で行われました。

あらすじ

物語は、城茂という若者が死んだ親友の仇を討つ決意をするところから始まります。彼は悪の組織ブラックサタンのアジトに敢えて乗り込み、改造手術を受けることとなりますが、自己催眠装置のおかげで脳の改造を免れました。ここから彼は仮面ライダーストロンガーとして、新たな力を手に入れてブラックサタンと対峙します。

茂は、電波人間タックルに改造された岬ユリ子と共に、各地でブラックサタンの奇械人と戦います。そして、歴代ライダーたちとも合流し、大きな敵、デルザー軍団との戦いへと発展します。

最終的に、ストロンガーは新たな敵デルザー軍団と戦うことになります。この戦いの中で、ユリ子が命を落とし、ストロンガーも重傷を負いますが、正木陽一郎博士の協力で新たな力を得て、再び立ち向かいます。

主なキャラクター

城茂（仮面ライダーストロンガー）

本作の主人公で、22歳の青年です。電気工学の研究生であり、アメリカンフットボール部のキャプテンでした。親友の死をきっかけに仮面ライダーとなり、ブラックサタンに立ち向かいます。
彼はニヒルな性格でありながら、仲間や敵を騙す策略を使うこともあります。

岬ユリ子（電波人間タックル）

ストロンガーの戦う仲間で、合気道に優れた17歳の少女です。彼女もまた、ブラックサタンに改造されることとなりますが、その経緯は描写されません。ユリ子は茂と共に敵と戦い、最終的には命を落としてしまいます。

敵キャラクター

本作の敵はブラックサタンとデルザー軍団で構成されています。特に、ブラックサタンの大首領や彼の部下たちは、茂たちと何度も激しい戦闘を繰り広げます。

制作背景

本作の制作は、当初は新たなヒーローの導入を考えたが、最終的には城茂一人のストーリーに落ち着きました。また、視聴率の低下などにより、全52話を予定していたシリーズが39話で終了することとなります。

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