仮面ライダースーパー1

仮面ライダースーパー1

「仮面ライダースーパー1」は、1980年10月17日から1981年9月26日までTBS系列で放送された特撮テレビドラマであり、仮面ライダーシリーズの第7作目にあたります。本作では、沖一也が改造手術を受け、宇宙での戦いに挑むヒーロー、仮面ライダースーパー1へと変身します。

放送概要

当初の放送時間は毎週金曜の19時から19時30分でしたが、1981年4月より放送枠が移動し、関西地区では土曜の17時から、関東地区では土曜の7時からに変更されました。

作品の背景と特色

1980年代が幕を開ける中、SF映画の影響やテクノポップの流行があり、未来的な要素が作品に強く反映されました。主人公の仮面ライダースーパー1は、惑星開発のための改造人間として設定され、5つの異なる腕を持ち、2台のバイクやチェックマシーンを駆使して戦いました。また、赤心少林拳という特殊な拳法も併せ持ち、多様な戦闘スタイルを演出しました。

あらすじ

物語は、国際宇宙開発研究所で進行した惑星開発プロジェクトから始まります。主人公・沖一也は、そのプロジェクトに志願し、改造人間としての運命を歩むことになりました。彼の挑戦は、暗黒国家ドグマによる襲撃から始まります。研究所が襲撃される中、一也はスーパー1に変身して生き残るが、当初は自力で変身することができませんでした。

日本に帰国した一也は、赤心少林拳の修行を重ね、変身の極意を習得します。彼は仲間たちとともに、ドグマの怪人たちと戦いながら、平和を守るために立ち上がります。

登場人物

• - 沖 一也（おき かずや） / 仮面ライダースーパー1: 27歳。アメリカの研究所で育った科学者で、惑星開発用改造人間として責任を果たす。
• - 谷 源次郎: 前作のスカイライダーと共に戦った経験者。
• - 草波 ハルミ: ヒロイン的存在で、沖一也をサポートし、後にジュニアライダー隊の隊長になる。
• - ドグマのキャラクターたち: 物語の敵として多彩な能力を持った怪人たちが登場します。

特徴

このシリーズは、特撮というジャンルにおいて、新しい形での戦闘シーンを構築し、視覚的にも新鮮な試みがなされました。また、スーパー1は超人的な特性を持ち、仮面ライダーの中でも特にユニークな存在感を持っています。角度を変えたアクションや、拳法の技を駆使した戦闘が、物語にダイナミックな動きを与えています。

スポンサーと制作背景

主にポピー（現バンダイ）がスポンサーとなり、当時のトレンドを反映させながら制作されました。視聴者層の関心を引くよう、改造人間やバイクの要素が強調され、目を引くビジュアルが展開されました。

エンディング

「仮面ライダースーパー1」は、最終的に放送時間の変更や一部地域での打ち切りが影響し、結末を迎えますが、当時子どもたちから高い評価を受けたキャラクターと物語は、今なお多くのファンに愛され続けています。特撮界における重要な要素になったこの作品は、今後も続く仮面ライダーシリーズに大きな影響を与えました。

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