伊万里市立南波多郷学館

伊万里市立南波多郷学館の概要

伊万里市立南波多郷学館（いまりしりつみなみはたきょうがっかん）は、佐賀県伊万里市の公立義務教育学校であり、2018年に設立されました。この学校は、伊万里市立南波多小学校と南波多中学校を統合し、新たに義務教育学校としての使命を担っています。

歴史の歩み

初代・南波多小学校の設立

伊万里市立南波多郷学館の前身は、1872年に設立された南波多小学校です。井手野地域の有志、菊地山海郎によって初等教育の必要が提唱され、彼の自宅の別棟が仮教場として使用されました。

1875年には、校名が「京峯小学校」と改名され、1876年に木造の校舎が完成しました。その後、1880年には通学の便を図るために、分舎を設置しましたが、1884年の暴風雨で被害を受け、廃止されました。1892年に設置された「京峯尋常小学校」としての歴史の一環で、1901年には高等科を併設することとなり、さらなる進展を見せました。

第2代・波多川小学校の経緯

波多川小学校も1873年に「前平小学校」として創立され、南波多の地区を校区として設置されました。数度の移転を経て、最終的には波多川小学校となり、1996年にはその役目を終えました。

統合と新たな始まり

1996年、南波多小学校と波多川小学校は統合され、新たな「伊万里市立南波多小学校」が開校。その後、2014年には小中一貫校としての形態に移行し、2018年には義務教育学校として新たなスタートを切ることとなりました。

通学区域とアクセス

南波多郷学館の通学区域には、古川、笠椎、大川原、小麦原など、伊万里市内の複数の地域が含まれています。アクセス面では、最寄りのバス停は「南波多郷学館下」で、徒歩約3分の距離に位置し、また近くには国道202号も通っています。

環境と周辺施設

南波多郷学館周辺には、道の駅伊万里や白山神社、新久田城跡などの地域資源も多く、学生たちが学びながら歴史や自然に触れる機会も豊富に提供されています。

まとめ

伊万里市立南波多郷学館は、地域の教育の質を向上させるために設立された義務教育学校で、その歴史は長く、地域との結びつきも強いものがあります。今後のさらなる発展が期待され、地域の子どもたちが健やかに成長する場であり続けることでしょう。

もう一度検索