伊東市立対島中学校

伊東市立対島中学校の概要

静岡県伊東市八幡野に位置する伊東市立対島中学校（いとうしりつ たじまちゅうがっこう）は、公立の中学校です。通称「対中（たいちゅう）」と呼ばれ、周辺の小学校から多くの児童が入学します。

この学校では、あいさつ運動やアルミ缶、ペットボトルの回収など、環境保護活動に取り組んでいます。また、校舎の4階や3階の教室からは、伊豆七島を見渡す広大な景色が楽しめます。生徒数は288名（2011年時点）と、地域に根ざした親しみやすい学校となっています。

沿革

設立からの歴史

1947年4月1日、本校は対島村立対島中学校として創設され、初めに八幡野教場および富戸教場が設置されました。同年5月3日には、八幡野教場で開校式が行われ、5月5日には授業も開始されました。この頃、静岡県からの補助金により、学校設備も整えられていきました。

1948年には校歌や校章が制定され、1949年には八幡野教場に天体観測用の櫓が建設されました。1951年、基礎工事が始まり、1952年には新しい校舎が完成しました。1956年には水槽工事が着工され、学校の施設も次第に充実していきます。1957年には初めての学校体操祭が開催され、学校の活動が地域の中で広がっていきました。

市町村合併と改革

1970年代に入ると、学校の統合や新たな体育館の落成などがありました。1974年に体育館が新設され、1976年には新校舎が竣工、その後も着実に発展を遂げていきました。2003年には「きれいな学校コンクール」で優秀賞を受賞し、教育環境の向上に努めてきた証となりました。

教育理念と目標

伊東市立対島中学校は、「自信と誇りを持ち、未来に向かって成長する生徒」を教育目標としています。特に、対話と温かい関係性を大切にし、さわやかな生徒を育てることを重視しています。

校歌と地域性

校歌は日吉白夜が作詞し、高橋松寿が作曲したもので、歌詞の中には地域の名所や象徴が取り入れられています。これにより、地域への愛着を育むことにも繋がっています。

年間行事

学校行事は充実しており、4月には入学式、5月には修学旅行や社会科見学があります。7月には中体連地区大会が行われ、9月から10月には対中祭という文化的なイベントが盛大に開催されます。特に対中祭では、体育の部と文化の部があり、生徒たちが様々な成果を発表します。

クラス構成と部活動

2020年現在、全学年で3クラスを編成し、部活動も多岐にわたります。野球部や男子バスケットボール部、女子バレーボール部など、多くの競技が行われています。過去にはパソコン部も存在しましたが、現在は廃部となっています。

著名な出身者

伊東市立対島中学校の出身者には、秋竜山（漫画家）、日吉雄太（衆議院議員）、竹安大知（プロ野球選手）など、さまざまな分野で活躍する人々がいます。

アクセス情報

この学校へのアクセスは、伊豆急行線の伊豆高原駅から徒歩約10分、城ヶ崎海岸駅からは徒歩15分。また、伊豆東海バスの対島中学校停留所からは徒歩30秒と、便利な立地にあります。地域の中での重要な存在として、今後もその役割を果たしていくでしょう。

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