伊東恵

伊東恵（いとう めぐみ）

プロフィール

1966年3月6日、東京都に生まれる。和洋九段女子中学校・高等学校を経て、1988年に青山学院大学を卒業。アーティスティックスイミング（シンクロ）選手として活躍した。

競技歴

5歳から水泳を始め、8歳からアーティスティックスイミングに転向。早くから才能を発揮し、数々の大会で好成績を収めた。

1985年には、1学年下の小谷実可子とペアを組み、パンパシフィック大会デュエットで優勝を飾る。同年、翌年の日本選手権デュエットも連覇し、国内での実力を確固たるものにした。

1986年の世界選手権では、小谷とのデュエットで銅メダルを獲得。世界レベルでもその実力を証明した。

ソウルオリンピック

1988年、ソウルオリンピックの日本代表に選出。小谷実可子、田中ウルヴェ京と共に、代表3名の一人として大会に臨んだ。

当時のチームの方針で、予選の成績上位者から決勝に出場するデュエットペアが選ばれることになっていた。伊東は予選3位となり、決勝への出場は叶わなかった。

日本代表は、小谷がソロで、小谷・田中ペアがデュエットで、それぞれ銅メダルを獲得したが、伊東はメダルを手にすることができなかった。当時、アーティスティックスイミングでは、バレーボールや野球のように補欠選手にメダルが授与される制度はなかった。

このソウルオリンピックを最後に、伊東は現役を引退した。

引退後

引退後は、大手建設会社である大林組の安全部に勤務。現在も朝からトレーニングジムで体を鍛えている。

2018年には、TBSテレビのバラエティ番組「消えた天才」で、小谷実可子と26年ぶりに再会。30年ぶりの再結成を果たすなど、その動向が注目を集めている。

主な成績

1985年 パンパシフィック大会 デュエット 優勝（小谷実可子とペア）
1985年 日本選手権 デュエット 優勝（小谷実可子とペア）
1986年 日本選手権 デュエット 優勝（小谷実可子とペア）
1986年 世界選手権 デュエット 銅メダル（小谷実可子とペア）

外部リンク

* 伊東恵 - Olympedia（英語）

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