伊藤大祐

伊藤 大祐

伊藤 大祐（いとう だいすけ）は、2001年7月15日生まれ、福岡県久留米市出身のラグビーユニオン選手です。主なポジションはスタンドオフ（SO）で、現在はジャパンラグビーリーグワンに加盟するコベルコ神戸スティーラーズでプレーしています。

身長179cm、体重89kgという体格を持ち、フィールド上で司令塔としてゲームをコントロールする役割を担います。ラグビー一家に育ち、姉の伊藤 優希選手もラグビー選手として活躍しています。

ラグビーとの出会いは6歳と幼い頃からでした。少年時代から楕円球に親しみ、着実にそのスキルを磨いていきます。早くから将来を嘱望される存在として注目され、アンダー世代の日本代表にも選出された経験があり、U17日本代表のメンバーとしてプレーしました。

高校は全国屈指の強豪として知られる桐蔭学園高校に進学しました。厳しい競争環境の中で実力を伸ばし、チームの中心選手へと成長。最終学年となる2020年には、チームのキャプテンとしてリーダーシップを発揮し、チームを牽引しました。高校での活躍が認められ、高校日本代表にも選出されています。

高校卒業後、ラグビーの伝統校である早稲田大学ラグビー蹴球部へ進学します。大学の舞台でもその才能は光り、チームの主力として活躍を続けました。早稲田大学でもリーダーシップを高く評価され、4年生となった2023年度シーズンには、歴史あるチームの主将を務めることになりました。エンジと紺のジャージをまとってチームをまとめ上げ、大学ラグビー界で存在感を示しました。

大学での顕著な活躍が認められ、卒業を待たずに2024年にはジャパンラグビーリーグワンのコベルコ神戸スティーラーズにアーリーエントリー制度を利用して加入しました。プロ選手としてのキャリアをスタートさせた伊藤選手は、チームに新たな風を吹き込む存在として期待されます。

プロの舞台での記念すべき公式戦デビューは、2024年5月4日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの第16節、三重ホンダヒート戦でした。この試合に途中出場を果たし、トップリーグ後身であるリーグワンにおける自身初の公式戦出場を果たしました。

スタンドオフというポジションは、試合の流れを読み、適切な判断を下すことでチームを勝利に導く重要な役割です。伊藤選手は、学生時代から強豪チームでキャプテンを務めた経験から培われた優れたゲームコントロール能力とリーダーシップを備えており、コベルコ神戸スティーラーズの司令塔としてチームを牽引していくことが期待されています。

世代別代表や名門校での主将経験を持つ伊藤大祐選手は、日本のラグビー界の未来を担う若手司令塔の一人として、今後のさらなる成長と活躍が注目されています。コベルコ神戸スティーラーズでのプレーを通じて、どのような進化を見せてくれるのか、多くのファンが期待を寄せています。

福岡県出身で、桐蔭学園高校、早稲田大学ラグビー蹴球部を経て、コベルコ神戸スティーラーズに加入した彼のキャリアは、着実にステップアップを重ねてきました。姉弟揃ってラグビー選手という背景も持ち合わせる伊藤選手は、これからのジャパンラグビーリーグワン、そして日本ラグビー界において重要なピースとなることでしょう。

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