伊藤正樹

伊藤正樹：トランポリン界の星、新たな舞台へ

伊藤正樹（いとう まさき）は、1988年11月2日生まれ、東京都練馬区出身の元トランポリン選手です。オリンピックに2度出場し、世界選手権での優勝経験も持つ、日本トランポリン界を代表する選手でした。現在は現役を引退し、麻雀プロとして新たな道を歩んでいます。

幼少期からトランポリンとの出会い

9歳上の姉の影響で、6歳からトランポリンを始めた伊藤。小学校入学前は水泳、野球、体操など様々なスポーツに親しんでいましたが、小学校入学後は大泉スワロー体育クラブで本格的にトランポリン競技に取り組み始めます。小学校3年生の時には、日本トランポリン協会のオリンピック指定強化育成選手第1期生に選ばれ、早くから才能を開花させました。

金沢学院東高等学校への進学

中学校卒業後、伊藤は「もっと強くなりたい」という思いから、石川県金沢市の金沢学院東高等学校へ進学します。そこでは、後に師と仰ぐ福井卓也との出会いを果たし、基礎を徹底的に叩き込まれます。将来的に世界で戦うことを見据え、技を美しく見せるために大技を制限されることもありましたが、着実にレベルアップしていきました。

北京五輪代表を逃すも、全日本選手権で優勝

金沢学院大学に進学後、伊藤は徐々にその才能を開花させていきます。2008年の北京オリンピック代表選考会では惜しくも次点に終わり代表を逃しましたが、同年の全日本トランポリン競技選手権大会で優勝し、翌2009年からはナショナルチームのトップ選手として活躍するようになります。

世界選手権優勝、そしてロンドン・リオ五輪へ

2011年、イギリス・バーミンガムで開催された世界選手権では団体戦で優勝、個人戦でも3位に入賞。この結果、日本トランポリン協会の規定により、2012年のロンドンオリンピック出場を決めます。ロンドンオリンピックでは4位入賞という素晴らしい成績を収めました。続く2016年のリオデジャネイロオリンピックでも6位入賞を果たし、2大会連続で入賞という快挙を成し遂げました。

引退、そして麻雀プロへの転身

長年の間、日本のトランポリン界を牽引してきた伊藤でしたが、2019年4月16日、腰の怪我を理由に現役引退を発表しました。しかし、彼の挑戦はここで終わりませんでした。2023年3月、日本プロ麻雀協会のプロテストに合格し、研修生として日本プロ麻雀協会に入会。新たな舞台で、その才能を発揮し始めています。

主な戦績

全日本トランポリン競技選手権大会：優勝3回（2008年～2010年）
ワールドカップ：個人戦優勝1回（2011年、川崎大会）

外部リンク

伊藤正樹 - Ameba Blog
伊藤正樹 - 株式会社ジャパン・スポーツ・マーケティング
体操連盟プロフィールURL'>伊藤正樹 - 国際体操連盟のプロフィール （英語）
伊藤正樹 - Olympedia（英語）

伊藤正樹のこれからの活躍に期待しましょう。

もう一度検索