伊藤絵美

伊藤絵美

伊藤絵美（いとう えみ、1967年 - ）は、日本の公認心理師。

来歴

生い立ち

1986年に千葉県立東葛飾高等学校を卒業。1990年に慶應義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻を卒業。その後、1996年に慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程を単位取得退学。「心理療法、ストレスマネジメント、メンタルヘルスのための問題解決に関する研究」と題した博士論文を執筆し、2000年2月26日付で博士（[[社会学）]]の学位を取得。

公認心理師としての活動

伊藤絵美氏は、公認心理師の資格に加え、臨床心理士、精神保健福祉士の資格も有しています。洗足ストレスコーピング・サポートオフィスにて所長を務め、心理療法の実践と研究に尽力しています。

著作

伊藤絵美氏は、認知行動療法、スキーマ療法、マインドフルネスなど、多岐にわたる心理療法に関する著作を多数発表しています。これらの著作は、専門家だけでなく、一般の読者にも理解しやすいように書かれており、心理療法へのアクセスを容易にしています。

主な著作として以下が挙げられます。

『認知療法・認知行動療法カウンセリング 初級ワークショップ CBTカウンセリング』(2005)
『事例で学ぶ認知行動療法』(2008)
『認知行動療法実践ワークショップ 1(ケースフォーミュレーション編 1) (インテーク面接・初回セッション・応急処置)』(2010)
『認知行動療法入門 ケアする人も楽になる BOOK 1-2』(2011)
『自分でできるスキーマ療法ワークブック 生きづらさを理解し、こころの回復力を取り戻そう Book1-2』(2015)
『認知行動療法カウンセリング実践ワークショップ CBTの効果的な始め方とケースフォーミュレーションの実際』(2015)
『イラスト版子どものストレスマネジメント 自分で自分を上手に助ける45の練習』(2016)
『伊藤絵美の認知行動療法入門講義』(2016)
『マインドフルネス&スキーマ療法 ケアする人も楽になる BOOK1-2』(2016)
『折れない心がメモ1枚でできるコーピングのやさしい教科書』(2017)
『つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた。』(2017)
『コーピングのやさしい教科書』(2021)
『世界一隅々まで書いた認知行動療法・問題解決法の本』(2022)
『世界一隅々まで書いた認知行動療法・認知再構成法の本』(2022)

これらの著作を通して、認知行動療法やスキーマ療法といった心理療法を広く普及させ、多くの人々のメンタルヘルス向上に貢献しています。

共編著・監修

向谷地生良氏との共編著『認知行動療法、べてる式。』や、丹野義彦氏との共編著『認知療法・認知行動療法事例検討ワークショップ』など、多数の共編著・監修書があります。

翻訳

海外の心理療法に関する書籍の翻訳も手がけており、ジュディス・S.ベックの『認知療法実践ガイド』シリーズや、ジェフリー・E.ヤングの『スキーマ療法』など、認知行動療法やスキーマ療法の分野における重要な文献を日本に紹介しています。

外部リンク

* 伊藤絵美 (@emiemi14) - X（旧Twitter）

もう一度検索