伊豆富士見ランド

伊豆富士見ランドは、かつて静岡県田方郡韮山町（現在の伊豆の国市）に存在した遊園地でした。1966年に「日通伊豆富士見ランド」として開業し、1999年に惜しまれつつ閉鎖されました。

開業と発展

1966年、日通伊豆観光開発によって「日通伊豆富士見ランド」として開園しました。その後、1980年に伊豆箱根鉄道へ経営譲渡されたことに伴い、「伊豆富士見ランド」と改称されました。

園内には、ホテルなどの宿泊施設のほか、ジャングル風呂や大宴会場といった施設も備わっていました。屋外には、坂道を走り降りるソープカー、リフト、大観覧車、ベビーゴルフ、フィールドアーチェリー、プール（冬季はスケート場として利用）など、多種多様な遊戯施設が設置され、来園者を楽しませていました。また、芸術家の岡本太郎氏が制作した「太陽の鐘」も設置されていました。この「太陽の鐘」は、閉園後に群馬県前橋市に移設され、周辺整備を経て2018年3月31日より一般公開されています。

1966年に公開された映画『クレージー大作戦』では、開園直後の伊豆富士見ランドがロケ地として使用され、当時の様子を映像で見ることができます。

閉園とその後

時代の流れとともに来園者数が減少し、1999年に伊豆富士見ランドは閉鎖されました。閉鎖後、跡地は翌年から日本通運の伊豆研修センターとして活用されています。かつて多くの人々で賑わった遊園地の面影は薄れましたが、研修施設として新たな役割を担っています。

関連情報

伊豆富士見ランドについてさらに知りたい方は、以下の情報も参考にしてください。

日本通運（日通）
富士見パークウェイ
* 富士見ニュータウン (伊豆の国市)

伊豆富士見ランドは閉園しましたが、その名前は、かつて伊豆の観光を盛り上げた遊園地として、記憶されています。

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