会場盤

シドの「会場盤」は、彼らが初めてリリースした会場限定シングルであり、現在では入手が非常に困難な作品として知られています。

概要

2004年3月28日にライブ会場でのみ、200枚限定で販売されました。この希少性が、現在では入手困難となっている大きな理由です。紙ジャケット仕様である点も、コレクターの間で人気を集める要因となっています。

収録曲

1. 青
作詞：マオ、作曲：御恵明希
歌詞には福岡県の地名である「親不孝通り」が登場します。アルバムに収録されているバージョンとは異なり、イントロからアップテンポで展開されるのが特徴です。ライブでの盛り上がりを意識したアレンジと言えるでしょう。

2. 私は雨
作詞：マオ、作曲：Shinji
こちらも「青」と同様に、「百道浜」「天神」といった福岡県の地名が歌詞に織り込まれています。歌詞に登場するバーボンは、当時あまりお酒が飲めなかったマオが、何となく気に入って付けたとのことです。後日、バーボンがどのようなものかを知り、「(歌詞のイメージに)合っていた」と感じたというエピソードが残っています。

収録アルバム

* 憐哀 -レンアイ- (#1,2)

「青」と「私は雨」は、後にアルバム「憐哀 -レンアイ-」にも収録されましたが、会場盤で聴けるアレンジは、ファンにとって特別な意味を持つと言えるでしょう。限定盤ならではの価値と、初期シドの勢いを感じられる貴重な一枚です。

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