会津縦貫北道路

会津縦貫北道路

会津縦貫北道路は、福島県の喜多方市から会津若松市に至る、総延長約20キロメートルの地域高規格道路（国道121号）です。会津地方の交通アクセス向上に大きく貢献しています。

概要

現在、喜多方市から会津若松市までの13.1キロメートルが開通しており、自動車専用道路として利用されています。会津縦貫南道路、栃木西部・会津南道路と連携し、会津地方の南北を結ぶ高速交通ネットワークの要となっています。

将来的には、会津縦貫南道路との接続を見据え、会津若松北ICから若松西バイパスまでの区間が若松北バイパスとして事業化されています。ただし、磐越自動車道との直接的な乗り入れは計画されていません。喜多方市側でも、喜多方ICから高規格道路の整備が構想されていますが、こちらは計画段階です。

基本情報

起点：福島県喜多方市関柴町大字西勝
終点：福島県会津若松市高野町大字中沼
総延長：13.1 km（開通済）
規格：第1種第3級
道路幅員：20.5 m
車線数：暫定2車線（完成4車線）
車線幅員：3.5 m
設計速度：80 km/h

若松北バイパス

起点：福島県会津若松市高野町大字中沼
終点：福島県会津若松市神指町大字高瀬
総延長：3.2 km
道路幅員：20.5 m
車線数：暫定2車線（完成4車線）

沿革

会津縦貫北道路は、以下の年表のように計画から開通まで、長い年月をかけて整備が進められてきました。

1994年（平成6年）12月16日：計画路線に指定
1996年度（平成8年度）：都市計画決定
1997年度（平成9年度）：事業化
1999年度（平成11年度）：用地買収に着手
2002年度（平成14年度）：着工
2009年（平成21年）10月4日：塩川IC - 湯川北IC間 開通
2011年（平成23年）11月6日：喜多方IC - 塩川IC間 開通
2013年（平成25年）9月8日：湯川北IC - 湯川南IC間 開通
2015年（平成27年）9月6日：湯川南IC - 会津若松北IC間 開通
2016年（平成28年）2月2日：会津若松北IC - 会津若松市神指町間の追加工区 都市計画決定
2016年（平成28年）4月1日：追加工区 若松北バイパスとして事業化

インターチェンジ

会津縦貫北道路には、以下のインターチェンジが設置されています。

交通量

平成27年度道路交通センサスによると、会津縦貫北道路の平日24時間交通量は以下の通りです。

会津若松市高野町大字中沼西坂才甲：11,633台
喜多方市高堂太村東：12,604台

主な橋梁

会津縦貫北道路には、以下の主要な橋梁があります。

姥堂跨線橋（JR磐越西線）

区間：喜多方IC - 塩川IC
全長：145.0 m
主径間：55.0 m
幅員：12.39 m
形式：3径間連続鋼細幅箱桁橋
竣工：2012年
施工：三菱重工橋梁エンジニアリング

日橋川橋（日橋川）

区間：塩川IC - 湯川北IC
全長：130.5 m
幅員：10.5 m
形式：2径間連続鋼細幅箱桁橋
竣工：2007年
施工：巴コーポレーション

関連情報

国土交通省 東北地方整備局 郡山国道事務所
* 福島県土木部

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