住まい・まちづくり活動推進協議会

住まい・まちづくり活動推進協議会について

住まい・まちづくり活動推進協議会（すまい・まちづくりかつどうすいしんきょうぎかい）は、地域における住まいやまちづくりの活動を支援し、活性化を図ることを目的に設立された団体です。この協議会は、2003年10月24日に設立され、京都大学名誉教授の巽和夫氏が会長を務めています。会員には、住まい・まちづくりに関連する活動を行うNPOや市民団体、地方公共団体などが含まれており、まちづくりに関心のある様々な法人や個人が集まっています。

事務局について

事務局は一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団に設置されており、東京都港区赤坂に拠点があります。ここでは協議会の運営を支え、各種事業の実施に向けた活動が行われています。

主な事業内容

住まい・まちづくり活動推進協議会が展開している事業は多岐にわたります。以下に主な活動を紹介します。

1. 情報発信・情報交流

協議会は住まいやまちづくりに関する情報を発信し、交流を促進するためにウェブサイトの運営やシンポジウム、講演会の記録冊子を作成しています。また、調査や研究の結果をまとめた報告書を配布し、情報交流会を開催することで、地域の関係者同士のコミュニケーションを活性化しています。

2. 普及・啓発

地域の住まいやまちづくりの重要性を広めるため、シンポジウムや講演会を定期的に開催しています。これにより、住民の意識を高め、地域の特性に基づいたまちづくりを促進することを目指しています。

3. 調査・研究

住まいやまちづくりに関連するNPOや市民活動の実態、支援活動の現状や未来の展望について調査および研究を実施しています。これにより、効果的な支援手法や新たな可能性についての知見を蓄積し、各団体への支援に役立てています。

4. 研修・相談

協議会は、NPOや市民活動に関わる人々への研修や相談業務も行います。研修は住まい・まちづくりに携わる人材の育成を目的に行われており、参加者は現場の知見を学ぶことができます。

主な刊行物

協議会は数多くの刊行物を発行しており、その中には過去のシンポジウムや研究成果をまとめた「suma-machiブックレット」が含まれています。各冊子は、イベントの記録や調査・研究成果を元に作成されており、住まい・まちづくりに関する貴重な資料となっています。

例えば、2008年に開催されたシンポジウム「まちを読み、描く～まちの個性のつかみ方～」や、住まい・まちづくり活動団体における支援実績調査に関する冊子があります。また、地域の住まいやまちづくり活動の歴史研究に関する調査報告書も多く出版されています。

結論

住まい・まちづくり活動推進協議会は、地域の特性を生かした住まいとまちづくりの活動を支援し、持続可能な地域社会の形成に寄与するための重要な役割を果たしています。今後も地域の活動を発展させるための取り組みを続け、情報発信や研究を通じて、より多くの人々に住まいとまちづくりの重要性を伝えていくことが期待されています。

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