住友別子病院

住友別子病院について

住友別子病院は、愛媛県新居浜市にある医療法人住友別子病院が運営する医療機関です。この病院は、医師の卒後臨床研修指定病院、二次救急指定病院、地域がん診療連携拠点病院など、さまざまな指定を受けており、地域の医療を支える重要な役割を果たしています。

病院の概要

住友別子病院の病床数は360床で、特定集中治療室には6床が設けられています。また、125室の個室を備えており、患者さんに快適な入院環境を提供しています。敷地面積は24,480.2m²、延床面積は27,378.4m²で、広々とした施設が特徴です。

沿革

この病院は1883年に住友家によって別子山村で開設され、当初は別子銅山の従事者やその家族のための診療を目的としていました。1966年に現在の地へ移転し、一般社会保険診療を開始しました。その後、病床数を増やす工事や病棟の改築、集中治療室の設置などが行われ、より充実した医療体制を整えてきました。

2001年には病院機能評価認定を取得し、院外処方箋の発行を開始。2003年にはオーダリングシステムを導入し、病院内の効率的な運営が進められました。また、同年には120周年の記念行事も開催されました。

住友別子病院は2005年に地域がん診療連携拠点病院に指定され、病棟の再編成や新たな緩和医療チームの創設も行われています。2009年には医療法人体制への移行が完了し、運営組織が生まれ変わりました。2012年には新病院建設が発表され、2014年からは具体的な建築工事が始まりました。その後、2016年には新病院棟の完成と診察の開始が実現しました。

診療科目

住友別子病院では、内科をはじめとし、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、糖尿病内科、神経内科、精神科、小児科など、多様な診療科を持ち、特に総合的な医療提供を目指しています。また、外科や整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、産婦人科などの専門診療も行われており、患者のさまざまなニーズに応えています。さらに、形成外科や麻酔科、放射線IVR科、放射線診断科、歯科口腔外科も設けており、総合的な医療機能を有しています。

交通アクセス

住友別子病院へのアクセスは非常に良好で、病院前にはせとうちバスのバスターミナルがあります。JR新居浜駅からはバスで約15分、いよ西条インターチェンジや新居浜インターチェンジからは車で約20分の距離です。これにより、地域住民や周辺の患者が気軽に受診できる環境が整っています。

このように、住友別子病院は地域に根ざした医療サービスを提供し、患者一人ひとりの健康を支える存在としての役割を果たしています。

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