住吉スポーツセンター

サンエイワーク住吉スポーツセンター

サンエイワーク住吉スポーツセンターは、大阪市住吉区にある、大阪市が運営する主要な屋内スポーツ施設です。かつては「住吉スポーツセンター」という名称で知られていましたが、2016年4月に施設命名権が売却されたことに伴い、現在の名称へと変更されました。この施設には、屋内競技場に加え、屋内プールやトレーニングジムも併設されており、地域のスポーツ振興と市民の健康増進に貢献しています。

建設経緯

施設の建設は2000年6月にさかのぼります。用地としては、当時大阪市営地下鉄（現在のOsaka Metro）御堂筋線のなかもず延伸計画に伴い、その役割を終えて閉鎖された我孫子検車場の跡地が活用されました。また、この施設は、もし2008年に大阪へのオリンピック誘致が実現した場合、バスケットボール競技の会場として使用される構想も存在していました。

プロスポーツとの関わり

サンエイワーク住吉スポーツセンターは、プロスポーツの試合会場としても重要な役割を担っています。

特に、B.LEAGUEに所属するプロバスケットボールチーム、大阪エヴェッサにとって、この体育館は準本拠地（サブホームアリーナ）の一つとして位置づけられています。過去には、bjリーグ時代の2010-11シーズンから2014-15シーズンにかけて、大阪エヴェッサのホームゲームが最も多く開催される主要な本拠地として機能していました。しかし、新たなリーグであるB.LEAGUEのB1カテゴリーにおける「収容人数5,000人以上」という基準を満たさないことや、チームが舞洲アリーナを長期的に利用する契約を結んだことなどから、2015-16シーズン以降は本拠地が舞洲へと移転しました。それでもなお、現在も引き続き大阪エヴェッサの公式戦が開催されています。

エヴェッサの試合開催時には、観戦をより楽しむための大型スクリーンが設置されたり、軽食などを購入できる飲食ブースが設けられたりと、観客向けのサービスも提供されます。これまでの最多動員記録は、2012年3月18日（日）に行われた島根スサノオマジック戦での2,791人となっています。

バスケットボール以外にも、フットサルチーム・シュライカー大阪の公式戦会場としても利用されており、また日本ハンドボールリーグやプロボクシングの試合など、多岐にわたる競技の会場としても活用されています。

施設詳細

施設内には、様々な規模のアリーナや部屋が設けられています。

第1体育場: 広さ1850㎡（約50.9m×36.3m）、天井高17.5mを有し、会場に備え付けられた1階席だけで約1,000人を収容できます。様々な屋内球技やイベントに利用可能です。
第2体育場: 広さ670㎡（約35.1m×19.0m）、天井高12.5m。より小規模な利用や練習に適しています。
多目的室: 広さ95㎡（約12.3m×7.7m）、天井高2.7m。会議や研修、軽運動などに利用できます。
会議室: 各種会議や打ち合わせに利用可能なスペースです。
屋内プール: 25m×8コースのプールを備えており、水泳や水中運動に利用できます。
トレーニングジム: 様々な運動機器を備え、個人の体力づくりや健康維持に利用できます。

利用案内

営業時間: 9:00から20:30まで利用可能です。
休館日: 毎週月曜日（月曜日が休日の場合は翌平日が休館となります）および年末年始（12月28日から1月4日まで）は休館日です。

アクセス

公共交通機関でのアクセスも良好です。

Osaka Metro御堂筋線 あびこ駅より徒歩約10分。
JR阪和線 杉本町駅より徒歩約12分。

サンエイワーク住吉スポーツセンターは、プロスポーツ観戦から市民の日常的な運動まで、幅広く利用される大阪市南部の重要なスポーツ拠点です。

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