舞洲アリーナ

舞洲アリーナについて

舞洲アリーナ（まいしまアリーナ）は、大阪府大阪市此花区に位置する室内競技場です。舞洲スポーツアイランド内に設置され、主にバスケットボールをはじめとした各種競技会やコンサート、イベントに利用されています。エヴェッサのホームアリーナとしても知られ、日本のプロバスケットボールチームが専用利用する初の施設として注目されています。

施設の歴史

舞洲アリーナは1996年に竣工し、その後、多様なアリーナスポーツの開催に利用されるようになりました。競技会ばかりでなく、音楽イベントや様々なスポーツ教室の開催も行っています。大阪オリンピック構想の際には、ハンドボールや卓球の会場としての使用が予定されたこともあります。

当初はミズノグループが管理運営を行っていましたが、2015年には大阪エヴェッサの運営を担うヒューマンプランニングが貸付事業者として選定され、エヴェッサのBリーグ参入を支援しました。この契約は10年間で年間1,000万円の内容でした。

命名権の変更

施設名は数回にわたり変更されています。2015年からは府民共済生活協同組合の命名権により「府民共済SUPERアリーナ」として知られ、2018年にはおおきに商店が命名権を取得し「おおきにアリーナ舞洲」と改称されました。

施設概要

舞洲アリーナにはメインアリーナとサブアリーナの2つのアリーナがあります。

• - メインアリーナ:

- フロア面積: 2,720m²
- 観客席: 7,056席（電動可動席1,584席、仮設椅子1,122席、固定席4,236席、ボックス席24席、車いすスペース24席、可動引出席66席）
- 利用可能競技:
- バレーボール: 4面
- バスケットボール: 3面
- テニス: 4面
- ハンドボール: 1面
- バドミントン: 16面
- 卓球: 20面
- 体操競技: 1式

• - サブアリーナ:

- フロア面積: 920m²

特筆すべきは、大阪エヴェッサがこの施設を専用アリーナとして利用している点です。2016年には本拠地が舞洲アリーナに移転し、練習の場もこちらに変更されました。エヴェッサは、他のチームと異なり、同じ施設で練習と試合を行うスタイルを確立しました。

他の用途

舞洲アリーナは他にも、日本フットサルリーグのシュライカー大阪のホームスタジアムとしても使用されており、プロボクシングやプロレスの興行も行われています。特に新日本プロレスやWWEがここでイベントを開催したこともあり、多目的な用途を持つアリーナとなっています。

アクセス

舞洲アリーナへのアクセスはやや不便で、鉄道が通っていないため主に路線バスを利用する必要があります。例えば、JR桜島駅から舞洲アクティブバスで約15分、コスモドリームラインを利用すればニュートラムコスモスクエア駅から20分でアクセス可能です。ただし、バスの本数が限られているため、訪問は簡単ではなく、この交通の不便さがエヴェッサの集客に影響を与えているとの意見もあります。

また、舞洲アクティブバスやコスモドリームラインは、大阪エヴェッサをテーマにしたラッピングバスで運行されることもあります。

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