住吉台 (神戸市)

住吉台について

住吉台（すみよしだい）は、兵庫県神戸市東灘区に属する町名で、独立した名称を持つものの、「丁目」の区分が設定されていない特徴があります。地域の郵便番号は658-0062であり、住居表示が実施されています。

地理的特徴

住吉台は、住吉川を東側に挟み、本山町田中や本山町岡本と接しています。また、南東には直接のアクセスができない本山町野寄や西岡本があります。西側と南側にはそれぞれ西谷川や大月地獄谷川が流れており、住吉山手と呼ばれるエリアと隣接しています。北から北西の方向には灘区の六甲山町があり、元は東灘区の住吉学園が所有していた西谷山や五介山の地域です。このエリアは、元々は旧住吉村域に属し、住吉川とその支流を中心に広がっています。標高314.5メートルの荒神山は宅地開発が行われ、一部が住吉台団地や住宅街として整備されています。ここには、南北に広がる登山道「太陽と緑の道」もあり、自然と調和した住環境を形成しています。

地価の推移

住吉台の住宅地の地価は、2014年（平成26年）1月1日の公示地価によれば、住吉台の13-17地点で12万6000円/m²となるなど、地域の住宅価格は安定しています。経済活動も地域の発展に寄与しており、地価の傾向は地域の成熟を物語っています。

歴史的な背景

住吉台は1977年（昭和52年）に住吉町大谷、小峰ヶ原、落合、荒神山といった複数の地名から生まれました。特に荒神山はかつて石切場として利用されており、質の高い本御影という花崗岩が採取されていました。このため、地域の発展には採石業も重要な役割を果たしていました。

人口動向

住吉台の人口は、昭和55年（1980年）の時点で1,493世帯、5,110人でした。その後、昭和63年（1988年）には1,676世帯、5,475人にまで増加しています。平成17年の国勢調査（2005年）の結果では、世帯数は1,660で、人口は3,739人（男性1,777人、女性1,962人）となっています。このように、地域は徐々に人口を増加させてきた実績があります。

地域施設

住吉台にはいくつかの教育機関や公共施設が存在し、特に神戸市立住吉台幼稚園や住吉浄水場が地域の生活を支えています。また、かつての御影石採石場も地域の歴史を物語っています。

住吉台は、自然豊かな環境と地域社会が共存する魅力的な地域であり、未来へのさらなる発展が期待されます。

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