佐々木孔明

佐々木 孔明（ささき こうめい）は、日本の実業家であり、株式会社レッドクリフの代表取締役を務めています。ドローン技術を駆使して夜空に壮大な光の絵を描き出すドローンショーの国内におけるパイオニアとして広く知られています。

1994年12月、秋田県秋田市に生まれた佐々木は、秋田商業高校卒業後、関東学院大学へ進学。大学時代の約2年間の休学中にドローンとともに二度の世界一周などを経験し、ドローンへの関心を深めました。帰国後、大学を中退してドローン最大手DJIの日本一号店に勤務。ドローンに関する専門知識や技術を習得しました。

2019年5月、株式会社レッドクリフを設立。当初は空撮業務でしたが、海外ドローンショーの経験を機に事業を転換。2020年東京オリンピック開会式のドローンショーなど市場の注目も高まる中、2021年から技術とクリエイティブを融合させたドローンショーの企画・運営を全国で本格開始しました。

レッドクリフのドローンショーは急速に規模を拡大しています。2021年末頃には北海道上士幌町で国内企業最大となる300機を使用。2023年11月には横浜赤レンガ倉庫で1,225機を使用し、国内最多機数記録を更新しました。2024年3月には1,500機のテスト飛行にも成功しています。

技術革新にも積極的で、2024年6月には日本初の花火搭載ドローンテスト飛行に成功し、空中で花火を自動制御点火する新たな演出手法を確立。同年8月には国内の花火大会で初めてこの花火搭載ドローンを含む500機でのドローンショーを実施し、注目を集めました。

大規模化への挑戦として、2024年8月20日には茨城県取手市にて国内過去最大となる3,000機のドローンを用いた実証実験を成功させました。レッドクリフはEMO-JP含む3,000機以上を保有し、大規模演出を可能にしています。

そして、2024年9月4日には、中国の高巨創新と共同で、ドローンショーで描く「ディスプレイの大きさ」においてギネス世界記録を達成しました。これは、彼の取り組みが世界的な水準に達していることを示す快挙です。

ビジネス界での評価も高く、2024年8月には『Forbes JAPAN』の「Forbes JAPAN 30 Under 30 2024」に選出。同年11月には「日本の起業家名鑑400」にも名を連ねています。

佐々木孔明は、大胆な発想と先進技術への探求心によって、日本のドローンショー業界を牽引し、新たなエンターテインメントの可能性を広げ続けています。彼の活動は、日本の夜空を鮮やかに彩り、観る者に感動と驚きを提供しています。

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