佐々木潤

佐々木潤：多才な音楽家、その軌跡

佐々木潤（ささき じゅん、1966年7月7日 - ）は、宮城県仙台市出身の音楽プロデューサーであり、作曲家、編曲家、リミキサー、DJ、モデル、そしてYAJIMAX名義で写真家としても活動する、多才な人物です。青山学院大学在学中から音楽活動を開始し、数々のアーティストのプロデュースや楽曲提供を通じて、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきました。

黎明期：DJから音楽家へ

大学在学中、ソウルミュージック、ファンク、ヒップホップに傾倒し、DJとしてのキャリアをスタートさせます。1987年には、小林径と共にDJユニット・FUNK MASTER GO-GOを結成し、ポリドール・レコードからシングルをリリース。その後、ファッションブランドのディレクターやモデルとしても活動し、多岐にわたる才能を発揮しました。

1990年代には、桑原茂一との出会いをきっかけに選曲家としての活動を本格化させ、スネークマンショーのリミックスにも参加。1994年には、COSA NOSTRAのDJ、ギタリストとして音楽活動を本格化させ、トイズファクトリーから複数のシングル・アルバムをリリースしました。

音楽プロデューサーとしての確立

1996年、TRANCE HIP-HOPユニットPEACE FORCEを始動させ、BMGビクターからアルバムをリリース。そして1998年、プロデュースを手掛けたMISIAの「陽のあたる場所」と「BELIEVE」が立て続けにヒットし、作曲家、音楽プロデューサーとしての地位を確立しました。同年には、信藤三雄監督の映画「代官山物語」に主演俳優として抜擢され、サウンドトラックのトータルプロデュースも担当するなど、活動の幅を広げます。

多彩な才能：写真家、DJ、そして音楽プロデューサー

COSA NOSTRA脱退後も、MISIA、露崎春女、猫沢エミなど、数多くのアーティストへの楽曲提供やサウンドプロデュースを続けました。2000年からは、YAJIMAX名義で写真家としても活動を開始し、サザンオールスターズのジャケットを手がけるなど、その才能を発揮しています。

近年では、CM音楽の作曲やプロデュース、リミックスなど、幅広い分野で活躍。シェリル・クロウのトリビュート・アルバムへの参加や、CHARA、MISIAへの楽曲提供など、ジャンルを超えた活動を展開しています。

現在：メインストリームでの活躍

2005年に歌手のひふみかおりと結婚（2016年死別）。近年は、サウンドプロデュース、作曲活動をメインストリームなライフワークとしています。渋谷THE ROOMの「LOVE BAR」にて沖野修也と共にDJを務めるなど、現在も精力的に活動しています。

佐々木潤は、音楽プロデューサー、作曲家、DJ、モデル、写真家として、多岐にわたる分野で才能を発揮し、日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けています。彼の幅広い音楽性と、常に新しい表現を追求する姿勢は、多くの人々を魅了し続けています。

関連人物

桑原茂一
COSA NOSTRA
MISIA
信藤三雄

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