佐久長聖中学校・高等学校

佐久長聖中学校・高等学校の概要

佐久長聖中学校・高等学校（さくちょうせいちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、長野県佐久市に所在する私立の中高一貫校です。旧名は「佐久高等学校」で、略称は「佐久長聖」や「長聖」です。全国私立寮制学校協議に加盟しています。

教育の特色

この学校は1991年に掲げたスローガン『東大・京大・甲子園』のもと、1995年に長野県内で初めて中高一貫教育を導入しました。特に駅伝部やスケート部は全国レベルでの優勝実績を持ち、野球部は甲子園大会において春夏合わせて10回出場しています。

新たな取り組みとして、2023年にはパフォーミングアーツコースとゲームプログラミングコースが新設されました。パフォーミングアーツコースでは、現役アイドルの指導を受けながらライブや楽曲制作に挑戦し、ゲームプログラミングコースでは、在学中にゲームの開発から販売までを経験することができます。どちらのコースでも、日常の授業に加えて、放課後や週末に専門的な学びが提供されます。

アイドルグループの結成

2023年には、パフォーミングアーツコースの女子生徒たちによって「7限目のフルール」というアイドルグループが結成され、これが学校公式に認められた日本初の例です。在籍の生徒は、芸能事務所との提携により、SNSの開設やグッズ販売、ライブイベントの実施など、積極的に活動しています。

英語教育への取り組み

この学校は英語教育にも力を入れており、現地講師とのオンライン授業を提供する他、海外の大学生をインターンシップとして受け入れるプログラムも展開しています。また、カリフォルニア州立マーセッドカレッジとのパートナーシップによる交流も行っています。

校内の施設と文化

校舎はバリアフリー化が進められ、設備としてはエレベーター、冷暖房が完備されています。文化祭は「聖祭」と称され、毎年6月に実施される他、私服登校日も設けられ、生徒たちが自己表現をする機会が与えられています。学食や多くの自動販売機も設置され、生徒の生活が便利に考慮されています。

寮生活と教育方針

約半数の生徒が入寮しており、夜間にも学習会が行われるなど、学びの環境が整っています。教育理念は「自由と愛」に変更され、文武両道を基にした全人教育を目指しています。

変遷と部活動

学校は1964年に開校し、その後数回の改称や施設の改善を経て、現在の形になりました。部活動においては、野球や駅伝、スケートなど多彩なものがあり、それぞれ全国大会での実績を持っています。特に駅伝部は全国高校駅伝において数回の優勝を果たしており、その多くのOBは各種大会で活躍しています。

アクセスと教育環境

学校はJR小海線岩村田駅から徒歩2分、北陸新幹線佐久平駅からも近く、アクセスも良好です。豊かな教育環境と進取の精神をもって生徒たちは学びを深め、多様な経験を通じて成長しています。

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