佐渡寧子

佐渡 寧子（Yasuko Sado）の紹介

佐渡寧子は、神奈川県横浜市出身の女優、そして歌手です。彼女はレジェンド・タレント・エージェンシーに所属し、現在も舞台を中心に活動を展開しています。

経歴

佐渡は、フェリス女学院短期大学の音楽科を卒業し、更に同大学のディプロマコースを修了しました。大学在学中には、優秀賞や三宅賞を受賞するなど、素晴らしい成績を収めました。その後、二期会オペラ研究所に参加し、1992年には舞台『ファンタスティックス』でヒロイン役として舞台デビューを果たします。

デビュー後は、『レ・ミゼラブル』でのコゼット役や、日本初演となった『回転木馬』のキャリー役、『王様と私』のタプティムなど、東宝ミュージカルの代表的な作品で主要キャストとして活躍しました。シンガーソングライターの小椋佳に見出され、『歌談の会』のゲストとして全国各地のコンサートに参加し、ラジオ番組『小椋佳・夢中真っ最中』ではアシスタントも務めました。また、CMソングや小椋佳による舞台『ぶんざ』で主演を果たすなど、様々な活動を広げました。

2002年には劇団四季に入団し、翌年には『ミュージカル異国の丘』で宋愛玲役を演じて四季初舞台を迎えました。その後『アイーダ』でアムネリス役に起用されるなど、四季の中心的な女優として名を馳せました。代表作には、『オペラ座の怪人』のクリスティーヌ役、『CATS』のグリザベラ役、『アスペクツオブラブ』のローズ役、『ジーザス・クライスト＝スーパースター』のマリア役があり、各作品で高い評価を受けています。

2009年末に劇団四季を退団し、同じく劇団の俳優であるビョン・ホギル（青井緑平）と結婚しました。2010年には『CATS』のグリザベラ役で再び四季の舞台に立ち、2011年には本格的に劇団四季に復帰し、再度アムネリス役を演じています。

15年以上にわたる劇団四季での活動の後、佐渡は2015年末に再度退団しました。この間、彼女は毎年200ステージ以上もの公演に出演し、舞台上で多くの観客に感動を届けました。

現在の活動

現在も舞台やライブ活動に精力的に取り組む傍ら、恩師・中村哮夫とともに近代戯曲研究会を主宰し、若い世代の指導を行っています。さらには、OSK日本歌劇団やテアトルアカデミーで声楽の講師を務め、さまざまな舞台で歌唱指導も行っています。

2020年からは昭和音楽大学音楽芸術運営学科のミュージカルコースの講師に就任し、自身のスタジオ【Studio G−breath】を立ち上げ、指導活動を展開しています。

出演作品

劇団四季時代の主な作品

• - アイーダ（アムネリス）
• - ミュージカル異国の丘（宋愛玲）
• - オペラ座の怪人（クリスティーヌ・ダーエ）
• - ジーザス・クライスト・スーパースター（マグダラのマリア）
• - キャッツ（グリザベラ）
• - アスペクツオブラブ（ローズ・ビベール）

彼女の才能は多岐にわたり、シンガーや女優として、さらには指導者としても活躍を続けるこのような人物、佐渡寧子に注目が集まります。

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