佐藤悟

佐藤悟について

佐藤悟（さとう さとる）は、1953年3月17日生まれの日本の外交官です。島根県出身で、東京外国語大学外国語学部スペイン語科を卒業後、1977年に外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

入省後、佐藤氏はスペイン語研修を経て、在メキシコ日本国大使館を皮切りに、数々の重要なポストを歴任しました。特に中南米地域との関わりが深く、中南米局での勤務経験が豊富です。以下に主な経歴をまとめます。

1978年 - 1980年: スペイン語研修（セビリア、マドリード）
1980年: 在メキシコ日本国大使館二等書記官
1984年: 大臣官房課長補佐
1985年: 経済協力局無償資金協力課長補佐
1986年: 中南米局中南米第一課首席事務官
1989年: 国際連合日本政府代表部一等書記官（ニューヨーク）
1991年: 在メキシコ日本国大使館一等書記官・参事官
1995年: 中南米局中南米第一課長
1997年: アジア局地域政策課長
1999年: 大臣官房報道課長
2001年: 在アメリカ合衆国日本国大使館公使
2008年: 中南米局長
2010年: 外務報道官
2011年: 駐スペイン大使
2014年: 外務省研修所長
2016年: 外務省参与
* 2016年: 駐ブラジル特命全権大使

これらの経歴からも分かるように、佐藤氏は外務省内で着実にキャリアを積み重ね、特に中南米地域における外交に深く携わってきました。2011年には駐スペイン大使、2016年には駐ブラジル特命全権大使に任命され、それぞれの国で日本との友好関係の促進に尽力しました。

退官後

2017年に駐ブラジル特命全権大使を離任後、2018年からは三菱重工業グループ戦略推進室顧問に就任し、外交の舞台からビジネスの世界へと活躍の場を移しています。

受勲

2017年には、ブラジル政府より南十字星勲章大十字型章を授与されました。これは、長年にわたる両国関係への貢献が認められたものです。

入省同期

佐藤氏の入省同期には、秋元義孝（駐オーストラリア大使）、佐野利男（軍縮会議代表部大使）、鈴木敏郎（駐エジプト大使）、梅本和義（国連次席大使）など、多数の著名な外交官がいます。

佐藤悟氏は、長年にわたり日本の外交を支え、国際社会における日本のプレゼンス向上に貢献してきた人物と言えるでしょう。その豊富な経験と知見は、今後も様々な分野で活かされることが期待されます。

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