佐藤貴広

佐藤貴広：幅広い役柄で魅せる実力派俳優

佐藤貴広（さとう たかひろ）は、1984年5月4日生まれ、神奈川県出身の俳優である。Grist所属（旧：山王プロダクション）。

日本芸術高等学園、日本芸術専門学校演劇学科を卒業後、2001年、テレビドラマ『3年B組金八先生』（第6シリーズ）で俳優デビューを果たす。ひたむきな学級委員長・小堀健介役を好演し、注目を集めた。その後も数々のテレビドラマや映画に出演し、キャリアを重ねていく。

2004年には、映画『茶の味』で初主演を務めた。20歳頃までは、少年のような初々しい容姿を生かし、高校生役などを多く演じていたが、その後は、役柄の幅を広げ、悪役や陰のあるキャラクターにも挑戦するようになる。近年では、ミニシアター系映画や自主制作映画への出演が増え、主演作も多い。

持ち前の端正な顔立ちと高い演技力で、幅広い役柄をこなす佐藤貴広。爽やかな青年から、複雑な内面を持つ人物まで、演じる役柄によって全く異なる魅力を放つ。彼の演技は、見る者の心を深く揺さぶる力を持っている。

テレビドラマ出演作品

佐藤貴広は、数多くのテレビドラマに出演し、その演技力を磨いてきた。代表的な作品として、以下のようなものがある。

『風のフォークロア』（1998年、テレビ東京）
『3年B組金八先生』（TBS） - 小堀健介役（第6シリーズ、ファイナル）
『慶次郎縁側日記』（2004年、NHK） - 右近役
『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』（2006年、日本テレビ） - 伊吹和馬役
『帰ってきた時効警察』（2007年、テレビ朝日）
『新・警視庁捜査一課9係』（テレビ朝日）season3、season10
『S -最後の警官-』（2014年、TBS）
『やれたかも委員会』（2018年、TBS） - 藤尾くん役
『新しい王様』（2019年、TBS） - チーム・アキバ役

これらの作品で、佐藤貴広は、個性豊かなキャラクターを演じ、視聴者の記憶に深く刻まれた。

映画出演作品

映画においても、佐藤貴広は重要な役どころを数多く演じている。

『独立少年合唱団』（2000年） - 磯部役
『茶の味』（2004年） - 主演・春野一役
『たべるきしない』（2006年） - 竹中役
『ナイスの森〜The First Contact〜』（2006年） - 佐藤役
『魂の教育』（2007年）
『叫』（2007年） - 佐久間勇介役
『青に咲いた日』（2007年） - 主演・江山健治役
『渋谷区円山町』（2007年） - 望月役
『かさぶた姫』（2008年） - 松山修役
『代行のススメ』（2009年） - 斎藤役
『さまよう刃』（2009年） - 中井誠役
『庵冶石の味』（2010年） - 主演
『返事はいらない』（2010年） - 主演
『見えないほどの遠くの空を』（2010年） - 井上役
『指輪をはめたい』（2011年） - 渋沢柿生役
『鐘隣のふたり』（2012年）
『ゆめはるか』（2014年）
『サブマリン』（2015年）
『河童の女』（2020年） - 桂山良太役

これらの作品を通じて、佐藤貴広は、俳優としての幅の広さと実力を証明している。

その他

オリジナルビデオ『爆走ドリフトR』『爆走ドリフトR2』にも出演。CM出演経験も豊富で、日本生命、コカ・コーラ、河合塾、日清食品、新生銀行などの広告に出演している。舞台『織田信長』にも出演した経験を持つ。

佐藤貴広の今後の活躍に期待したい。180cmの長身と、確かな演技力で、これからも多くの作品で観客を魅了していくことだろう。

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