佐藤達也 (野球)

佐藤達也のプロフィール

佐藤達也（さとう たつや）は、1986年7月26日生まれで、埼玉県大宮市（現在はさいたま市西区）にルーツを持つ元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投左打ちのスタイルを持つ選手でした。愛称として「サトタツ」や「ピン」が親しまれています。

経歴

プロ入り前

佐藤は地元のさいたま市立指扇中学校で外野手として野球を始めましたが、バスケットボール部がなかったために野球に転向したと語っています。その後、埼玉県立大宮武蔵野高等学校に進学し、3年次にピッチャーに転向しましたが、高校時代は埼玉県予選の2回戦で敗退しています。

高校卒業後は、北の地、北海道東海大学へ進学し、3年時にはエースとしてチームを引っ張り、リーグ優勝に貢献しました。4年目には腰痛や股関節痛に苦しみながらも、リーグ通算18勝を達成します。プロ野球志望届を提出しましたが、指名されずに本田技研工業に入社、その後は狭山野球部に所属しました。

オリックス入団

2011年のNPBドラフトでオリックス・バファローズに3巡目指名され、契約金6000万円、年俸1200万円で入団を果たします。背番号は当初25を予定していましたが、李大浩選手の希望を受けて15となります。

オリックス時代

佐藤は2012年、オープン戦での成績不振から開幕一軍を逃しますが、初登板は4月25日でした。初登板から苦しい経験を重ねますが、2013年にはプロ初勝利を記録し、オールスターにも選出されました。このシーズンは67試合に登板し、防御率1.73という見事な成績を残し、最優秀中継ぎ賞を受賞します。

2014年もその調子は続き、防御率1.08という素晴らしい成績で、2年連続の最優秀中継ぎを獲得しましたが、2015年は怪我に悩まされるシーズンとなり、シーズン終盤にはクローザーとしても起用されました。

続く2016年、2017年には成績が下降傾向を見せ、2018年には一軍公式戦での登板がないままシーズンを終え、10月に戦力外通告を受けます。引退セレモニーは翌月行われ、盛大に見送られました。

引退後

引退後はオリックスの球団職員として広報部に配属され、プロ選手時代の経験を活かして新たな人生を歩み始めました。

選手としての特徴

佐藤選手はスリークォーターから平均146km/h、最速155km/hの速球に加え、スライダーとフォークボールを巧みに操る投手でした。また、7人兄弟の末っ子として育ち、プライベートでは結婚や第一子の誕生も語られています。

主な記録・タイトル

• - 最優秀中継ぎ投手：2回（2013年、2014年）
• - 初登板：2012年4月25日
• - 初勝利：2013年5月9日
• - 初セーブ：2014年4月18日

彼の記録は、オリックス・バファローズの歴史の一部となり、今もなおファンの記憶に残ることでしょう。

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