佐野亜裕美

佐野亜裕美について

佐野亜裕美（さのあゆみ、1982年 - ）は、日本のテレビプロデューサー。

静岡県富士市出身で、静岡県立富士高等学校、東京大学教養学部超域文化科学科卒業。

キャリア

大学卒業後、大学院進学を断念し、2006年に東京放送（TBS）に入社。

『王様のブランチ』のADを経てドラマ制作を志し、2009年よりドラマ制作部に所属。

『渡る世間は鬼ばかり』の助監督を務めた後、2013年に『潜入探偵トカゲ』で初めてプロデューサーを担当。

その後、海外事業部へ異動するも、ドラマ制作への情熱から2020年に関西テレビ放送へ転職。

2023年には新会社CANSOKSHAを設立。

人物像

好きなドラマとして『それでも、生きてゆく』、『きらきらひかる』、『ケイゾク』、『カーネーション』、『北の国から』を挙げ、海外ドラマも愛好。

ドラマプロデューサーの魅力として、脚本を最初に読む読者になれること、多くの人が関わりドラマが完成する喜び、視聴者の反応を得られることを挙げる。

脚本家や監督と初期段階から密に連携し、理想的な現場を共有するスタイルでドラマ制作に取り組む。

「生きづらさを感じている人のためのドラマ制作に関わりたい」という強い思いを持つ。

関西テレビ入社後は、キャスティングから自身で行う必要があり苦労したが、「信頼できる人が信頼する人をキャスティングする」という現在の形に落ち着いた。

制作スタイル

企画段階から脚本家や監督と協力し、キャスティングやプロダクションデザインなど、理想の現場を共有。

脚本家には、物語の創作に集中できる環境を提供する。

受賞歴

エランドール賞・プロデューサー賞（『カルテット』）
大山勝美賞（『大豆田とわ子と三人の元夫』）
芸術選奨文部科学大臣新人賞（放送部門）

主な作品

TBSテレビ時代

20年後の君へ（2012年）
潜入探偵トカゲ（2013年）
刑事のまなざし（2013年）
ウロボロス〜この愛こそ、正義。（2015年）
ORANGE 〜1.17 命懸けで闘った消防士の魂の物語〜（2015年）
おかしの家（2015年）
99.9-刑事専門弁護士-（2016年）
カルテット（2017年）
都庁爆破!（2018年）
この世界の片隅に（2018年）

関西テレビ時代

大豆田とわ子と三人の元夫（2021年）
17才の帝国（2022年、NHK総合）※NHKドラマを業務委託で制作
エルピス-希望、あるいは災い-（2022年）

外部リンク

佐野 亜裕美 (@sanoayumidesu) - X（旧Twitter）
佐野亜裕美 - テレビドラマデータベース
* 佐野亜裕美 - allcinema

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