保健同人社

株式会社保健同人社

株式会社保健同人社は、三井物産の子会社であり、出版事業を祖業とする日本の企業です。一般家庭向けの医学書『家庭の医学』（通称「赤本」）の刊行で広く知られていますが、その他にも多岐にわたる事業を展開しています。

事業内容

出版事業: 『家庭の医学』をはじめとする医学書や健康関連書籍の出版。
健康相談サービス: 一般向けの健康相談窓口の運営。
医療・健康情報コンテンツサービス: Webサイトやアプリを通じた健康情報の提供。
従業員支援プログラム（EAP）事業: 企業の従業員のメンタルヘルスサポートや健康管理支援。
健康教育代行サービス: 企業内での健康教育プログラムの企画・実施。

特に、日本で初めて人間ドックの開発・運営を行った企業として、予防医学の分野でも重要な役割を果たしてきました。

主な出版物

雑誌:
暮しと健康（月刊誌）
書籍:
家庭の医学
これ効き!シリーズ
専門のお医者さんが語るQ&Aシリーズ
やさしい食事療法シリーズ
美味しい・ヘルシー・クッキングシリーズ
生活習慣改善支援シリーズマニュアル
「●●（病名）と言われたら…」シリーズ
ちゃんと食えば、幸せになる 水木しげる三兄弟の日々是元気

機関誌:
笑顔
けんぽニュース
パンフレット:
危ない! 熱中症
海外生活健康ガイド
なりたい自分BOOK Lite
がん検診を受けよう
こころのSOSに気づいたら
かぜ・インフルエンザを防ぐ生活
健康手帳

Webサービス

ケータイ家庭の医学
などるほ みんなの健康相談
健康・こころのオンライン

沿革

保健同人社の歴史は、1946年に創立者の大渡順二が結核の療養指導雑誌『保健同人』を創刊したことから始まります。その後、結核が克服されつつある状況と、生活習慣病への関心の高まりを受け、雑誌名を『暮しと健康』に変更し、家庭向けの健康雑誌として発展しました。

1954年には、日本初の人間ドックを開発し、予防医学の普及に大きく貢献しました。1988年には、メンタルヘルス相談を含む電話による健康相談事業を開始し、時代のニーズに応じたサービスを提供しています。

近年では、リクルートとの資本提携を経て、2009年に三井物産の子会社となりました。2022年には健康経営優良法人に認定されるなど、企業としての取り組みも高く評価されています。

年表

1946年：保健同人社設立、月刊誌『保健同人』創刊
1954年：日本初の人間ドックを開発
1964年：月刊誌『保健同人』を『暮しと健康』に改名
1969年：『家庭の医学』発刊
1988年：電話による健康相談「笑顔でヘルシーダイヤル」開設
2005年：リクルートと資本提携
2009年：三井物産が子会社化
2022年：健康経営優良法人（ホワイト500）に認定

保健同人社は、長年にわたり日本の医療・健康分野に貢献してきた企業であり、今後もその役割は重要であり続けるでしょう。

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