保園翔也

保園 翔也（ほぞの しょうや）

1995年（平成7年）12月11日生まれ。栃木県芳賀郡益子町出身の地方競馬騎手です。浦和競馬場に所属し、埼玉県騎手会に名を連ねています。地方競馬教養センター騎手課程の第94期生として学びました。

競馬の世界に進む前は、栃木県立矢板中央高等学校に学び、サッカー部で活動していました。高校卒業後、地方競馬の騎手を目指し、教養センターでの厳しい訓練を経て、2016年4月1日付けで騎手免許を取得しました。

プロ騎手としての第一歩は、2016年4月25日、浦和競馬場での開催でした。この日行われた第1回浦和競馬の初日、第1競走に出走したケイティーテンリウに騎乗し、デビューを果たしました（結果は10頭立ての5着）。

キャリア初勝利は、デビューから間もない2016年5月2日、船橋競馬場での出来事でした。第2回船橋競馬の初日、第6競走にプレジャーリーフと共に出走し、見事1着となりました。これは通算30戦目での達成でした。さらに、同年6月27日には大井競馬場の第4競走をタマノシルエットで制し、南関東4場（浦和、船橋、大井、川崎）全てでの勝利を早くも記録しました。

こうしたデビュー1年目の活躍が評価され、2017年2月8日には、平成28年南関東4競馬最優秀新人騎手賞を受賞しました。これは、南関東競馬における新人騎手の中で最も優れた成績を収めた騎手に贈られる栄誉ある賞です。

地方競馬での経験を重ねる一方、中央競馬（JRA）での騎乗機会も得ました。2017年12月28日には、中山競馬場の第9日目第8競走、2017ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山第1戦に出走したレオクイックに騎乗し、JRAでの初騎乗を果たしました（結果は14頭立ての10着）。

その後も着実に勝利数を積み重ね、2019年5月10日には地方競馬通算100勝を達成しました。この節目の勝利は、船橋競馬場での第2回船橋競馬第5日目第12競走、薫風賞において、インナーブルに騎乗して挙げたものです。さらに、2022年12月8日には、名古屋競馬場での第19回名古屋競馬第4日目第3競走において、グレートコマンダーで勝利を挙げ、地方競馬通算200勝の記録を樹立しました。

地方他地区での経験も豊富です。2022年11月8日から名古屋競馬場での期間限定騎乗を行い、当初は2023年1月6日までの予定でしたが、期間が延長され、2023年3月31日まで名古屋の地で腕を磨きました（制度上の都合により、期間中に一時中断期間がありました）。名古屋での所属は川西毅厩舎でした。名古屋での騎乗期間終了後、2023年4月1日から5月31日まで、今度は笠松競馬場で期間限定騎乗を行いました。笠松での所属厩舎は伊藤強一厩舎でした。

出身地の栃木県、所属地の埼玉県を拠点としながら、南関東各場や他地区での期間限定騎乗を通じて、騎乗技術と経験を磨き続けています。浦和競馬を代表する若手・中堅騎手の一人として、今後のさらなる飛躍が期待されています。

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