保岡宏武

保岡 宏武 (やすおか ひろたけ)

保岡宏武は1973年5月6日生まれの日本の政治家で、自由民主党に属する衆議院議員として活躍しています。父は著名な政治家で、法務大臣を務めた保岡興治であり、祖父には元衆議院議員の保岡武久がいます。こうした政治的背景を持ちながら、保岡は自らのキャリアを築いてきました。

来歴と教育

保岡は奄美市立奄美小学校、私立池田学園池田中学校を卒業後、鹿児島県立錦江湾高等学校の理数科に進学しました。教育を経て、青山学院大学法学部を卒業しています。さらに、広告関連の会社での勤務を経て、2000年に帰鹿し、鹿児島大学大学院の農学研究科にて焼酎学を専攻し修了しました。この専門的な学問は、彼の郷土である鹿児島の文化を尊重する姿勢を示しています。

政治キャリアの始まり

保岡は父の秘書として政治の世界に足を踏み入れ、鹿児島事務所長を歴任しました。2017年の衆議院議員総選挙において、父の療養生活を受けて急遽立候補者に選ばれました。惜しくも選挙には敗北しましたが、2018年には自由民主党鹿児島県ふるさと創生支部長に就任します。

2021年には次期衆院選における鹿児島1区の候補者に選ばれず、比例単独候補となると共に鹿児島県衆議院比例区第一支部長を務めました。そして、2021年10月の第49回衆議院議員総選挙では比例九州ブロックの単独候補として見事初当選を果たしました。2023年2月には衆院鹿児島2区の支部長に専任され、ますます政治的な影響力を拡大しています。

統一教会との関係

保岡は自身の政治活動において、世界平和統一家庭連合（旧・統一教会）に関与していることが注目されています。2021年には「鹿児島未来フォーラム2021」で顧問として名前が挙がり、様々な活動に参加していることが報告されています。2022年にはイベントの実行委員会にも関与しましたが、その後の調査で旧統一教会との関係が指摘されています。

プライベートと趣味

私生活では、保岡は妻と4人の息子を持ち、家庭を大切にしています。また、趣味としてフラダンス、サップ、トランペット、音楽鑑賞を挙げており、小学5年生時にトランペットに触れ、青山学院大学ではビッグバンドジャズ部のメンバーとして活動しました。料理も得意で、子どもたちのために簡単な料理を作ることを楽しんでいるようです。

特に焼酎への興味から鹿児島大学大学院で学んだ経験は、地域への愛着と結びついています。座右の書は「貞観政要」であり、政治活動に対して真剣に向き合う姿勢を示しています。加えて、保岡は鹿児島県卓球協会の顧問を務めるなど、地域に貢献する意識も強く持っています。

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