保見駅

保見駅について

保見駅（ほみえき）は、愛知県豊田市保見町権堂坊に位置する愛知環状鉄道線の駅です。この駅は、豊田市内での重要な交通拠点の一つとして多くの人に利用されています。駅番号は16です。

歴史

保見駅は1988年（昭和63年）1月31日に開業しました。当初は「貝津」という副駅名がありましたが、1989年に上りホームの長さを2両分から4両分に延長する工事が行われました。2003年には有人化が実施され、改札業務のみながらも駅にスタッフが常駐するようになりました。

さらに、2005年3月1日には隣接する貝津駅の開業に伴い、「貝津」の副駅名が消滅しました。その後、12月1日には自動券売機が設置され、切符の販売が開始されました。2019年3月2日からは、ICカード「TOICA」が利用可能となり、便利さが向上しました。

駅の構造

保見駅は相対式の2面2線の高架駅であり、日中の平日には朝と夕方に窓口が営業していますが、土曜日と日曜日は終日無人となっています。また、駅の高架下にはかつての車掌車が保存されており、駅の歴史を感じさせるスポットとなっています。

駅舎の隣には名古屋銀行のATMが設置されており、乗客に便利な金融サービスを提供しています。さらに、改札口前には自動販売機が複数導入され、乗客がスムーズに飲料を購入できるようになっています。なお、下りホームの篠原側には、乗務員の待機小屋があり、ホーム上のゴミ箱は撤去されました。

駅のバリアフリー対応については、エレベーターが設置されておらず、車椅子利用者は事前に連絡をすることで、係員の介助を受けて乗降する必要があります。また、電動車椅子の利用者は他の駅でのエレベーター利用が条件となるため、アクセスには注意が必要です。

利用状況

保見駅の一日平均乗降客数は年によって変動があります。2003年度には1413人、2005年度愛知万博開催年には1426人と多くの利用がありましたが、その後は徐々に人数が減少し、2020年度には1096人と記録されています。これらのデータからも、地域の交通需要の変化が読み取れます。

駅周辺

駅周辺は住宅が少なく、少し離れたところに保見団地があります。周囲には、豊田市立の伊保こども園や伊保小学校、愛知県道58号名古屋豊田線も通っているため、地域の便宜が図られています。

また、保見交流館や保見交番、医療機関も近くにあり、地域住民にも利用されています。バス路線も整備されており、「保見駅前」停留所からとよたおいでんバスが運行しています。さらに、保見地域バスも利用でき、周辺地域へのアクセスが可能です。

隣接駅

愛知環状鉄道線では、保見駅の隣には貝津駅（15）、そして篠原駅（17）があります。各駅はすぐ近くにあり、移動が簡単です。

保見駅は、地域交通の要所として、多くの利用者に支えられています。今後も駅の利便性向上が期待されるでしょう。

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