信州安曇野ハーフマラソン

信州安曇野ハーフマラソン

長野県安曇野市を舞台に、初夏の爽やかな空気の中で開催される市民マラソン大会、「信州安曇野ハーフマラソン」。この大会は、安曇野の美しい自然と景観を満喫しながら走れることで知られています。大会の運営は信州安曇野ハーフマラソン実行委員会が担い、安曇野市と信濃毎日新聞社が共催として名を連ねています。

大会の歩みと開催時期

本大会の歴史は、2014年10月にプレイベントとして開催された「安曇野ランニングフェスタ」に遡ります。この成功を経て、翌2015年に記念すべき第1回大会が実施されました。以来、毎年6月に定期開催される恒例のイベントとなり、全国各地から多くのランナーが安曇野に集まるようになりました。

アクセス

大会当日の交通手段としては、安曇野市総合体育館の駐車場がシャトルバスの発着エリアとして利用されます。公共交通機関や指定駐車場からのアクセスをサポートするため、シャトルバスが運行されることで、参加者はスムーズに会場へ移動することが可能です。

コースの特徴

大会のコースは、安曇野市総合体育館の近隣にある豊科南部公園をスタート・ゴールとする往復レイアウトが採用されています。ランナーは公園を出発後、主に安曇野の広大な田園風景の中を北上し、主要な県道や国道147号線などを経由します。コース上にはJR大糸線の跨線橋や、地域の水路である拾ヶ堰（じっけぜき）沿いの道など、安曇野ならではの景観ポイントが点在しています。特に拾ヶ堰沿いの道は、水の流れを感じながら走れる心地よい区間です。コースは途中の南原橋で折り返し、ほぼ同じルートを通って豊科南部公園へと戻ります。

コース全体の標高は、最高地点が573メートル、最低地点が554メートルとなっており、その標高差はわずか19メートルと比較的フラットな部類に入ります。これにより、記録更新を目指すランナーにとっても走りやすいコースと言えるでしょう。

実施種目と参加資格

大会では、主に二つの種目が設けられています。

ハーフマラソンの部 (21.0975km)

定員: 5200人
制限時間: 3時間
参加資格: 18歳以上の男女（高校生を除く）
カテゴリー: 男女それぞれ、29歳以下、30代、40代、50代、60代、70歳以上の年代別で表彰カテゴリーが細分化されています。

ファミリーランの部 (2km)

定員: 300組（600人）
制限時間: 20分
* 参加資格: 18歳以上の保護者（高校生を除く）と小学生のペア。

信州安曇野ハーフマラソンは、競技志向のランナーから家族連れまで、幅広い層が安曇野の自然を満喫しながらランニングを楽しめる大会として、多くの人々に親しまれています。

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