倉橋えりか

倉橋 えりか

日本の漫画家。1972年3月12日に奈良県で生まれる。

来歴

倉橋えりかは、1988年秋に集英社発行の少女漫画雑誌『りぼんオリジナル』へ掲載された短編「きっとこんな雪に」でプロとしての一歩を踏み出した。このデビュー以降、彼女は主に集英社の主力少女漫画誌である『りぼん』にて創作活動を展開。読者から人気を得た「世紀末のエンジェル」などの連載作品を次々と発表していった後、活動の舞台を『りぼん』の増刊号であった『RIBONオリジナル』へと移した。

2006年に『RIBONオリジナル』が惜しまれつつ休刊を迎えた後も、その筆を休めることはなく、『りぼん超びっくり大増刊号』や『りぼん大増刊号 りぼんスペシャル』といった増刊誌上で、継続的に新作の読み切りやシリーズ作品を発表し続けている。

作風

彼女の描く物語には、関西地方独特の言葉である関西弁を話すキャラクターが登場することが多いのが特徴の一つである。これらのキャラクターは単に地方色を添えるだけでなく、物語における重要な役割を担う人物として描かれる傾向がある。作者自身が奈良県出身であることも、作品に自然な関西弁を取り入れることに影響していると考えられる。

主な作品リスト

発表媒体は主に集英社の『りぼん』およびその関連増刊号。

連載作品

乙女ちっく戦争（1994年 - 1995年、番外編あり）
チェリーズに乾杯!（1994年 - 1995年）
君の瞳はミラクル（1995年 - 1996年、番外編あり）
シンデレラは眠れない（1996年 - 1997年、番外編あり）
アリスの星（1997年、番外編あり）
ラブラブ・ショック!（1999年）
世紀末のエンジェル（1999年 - 2001年） - 代表作の一つ。
MAXラブリー!（2001年 - 2004年） - 代表作の一つ。
カリスマ・ドール（2004年 - 2005年）
セレブリティ友好条約（2005年 - 2006年）
ブランド「Peace」（2006年 - 2008年）
メタリック・カラーズ（2009年 - 2010年）

主な読み切り作品

きっとこんな雪に（デビュー作）
金色のときがすぎても
セーラー・エンジェル
ハートがSKIP!
ふしぎの国のツインクル
ストロベリー・キッス
女神はキミにほほえんだ
ジュエリー★EYES
激愛10カウント

主な書誌情報（集英社 りぼんマスコットコミックス）

多数のコミックスが刊行されており、代表的なものおよび初期作品の収録巻は以下の通り。

金色のときがすぎても（1990年） - デビュー作他、初期読み切りを収録。
これからのシグナル（1992年） - 読み切り併録。
セーラー・エンジェル（1992年） - 読み切り併録。
ハートがSKIP!（1993年） - 読み切り併録。
乙女ちっく戦争（全2巻、1994年 - 1995年）
チェリーズに乾杯!（1995年）
君の瞳はミラクル（1996年）
シンデレラは眠れない（全2巻、1997年）
アリスの星（全2巻、1998年）
ラブラブ・ショック!（1999年）
Missプリンス（1999年） - 読み切り併録。
世紀末のエンジェル（全4巻、2000年 - 2001年）
MAXラブリー!（全5巻、2002年 - 2004年）
カリスマ・ドール（全2巻、2004年 - 2005年）
ジュエリー★EYES（2006年） - 読み切り併録。
セレブリティ友好条約（2006年）
ブランド「Peace」（全2巻、2007年 - 2008年）
* メタリック・カラーズ（2010年）

また、デビュー作は「りぼん新人まんが傑作集7 7色の季節」（1989年、集英社）にも収録されている。

これらの作品リストや書誌情報は、彼女が長年にわたり『りぼん』とその関連誌上で多くの読者に親しまれてきた活動の軌跡を示している。

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