りぼんマスコットコミックス

りぼんマスコットコミックス（RIBON MASCOT COMICS）

りぼんマスコットコミックスは、株式会社集英社が発行する日本の漫画単行本レーベルであり、主に同社の少女[[漫画]]雑誌『りぼん』に掲載された作品を中心に、他の雑誌に掲載された作品も収録しています。このレーベルの略称は「RMC」です。

歴史

このレーベルは1970年に創刊され、最初のタイトルは井出ちかえの『ビバ!バレーボール』の第1巻（RMC-1）でした。『マーガレットコミックス』とは異なり、創刊当初から紙カバーでの刊行が特徴です。また、初期タイトルには「〜の巻」といったサブタイトルが付けられていました。

1970年代の中頃には、一部の作品が白泉社の「花とゆめコミックス」に移行しましたが、版の表紙イラストは変更されています。さらに、1976年からは集英社漫画文庫からも『陽気な転校生』（巴里夫）などの作品が刊行されました。

当初は10巻を超えるシリーズが存在しなかったものの、1980年代以降、テレビアニメ化された作品を中心に長寿シリーズも登場しました。中でも、1982年から始まった『ときめきトゥナイト』（池野恋）は全36冊に達しています。この作品は、後の少女[[漫画]]のスタイルにも大きな影響を与えました。

特装版が発行されたのは『紳士同盟†』の第10巻であり、同様の特装版が小中学生向け漫画雑誌『講談社コミックスなかよし』でも見られました。

デザイン

2002年5月までは、コミックスのデザインにはいくつかの特徴がありました。具体的には、四角形の枠にイラストを配置し、上部にはタイトルと巻数、下部には作者名が記載されていました。また、緑、ピンク、紫、青の4色の横線の上に「RIBON MASCOT COMICS」という表記があり、裏表紙には丸枠内にイラストが描かれるスタイルが採用されていました。

1995年以降、一部の作品ではタイトル書体が異なるデザインとなることもありましたが、その後2000年に創刊された『Cookie』において全面にイラストを配置する新スタイルが取り入れられました。以降の作品でもこの流れは続き、2006年以降はより自由度の高いデザインが採用され、少年誌のデザインに似たものも見られるようになりました。

特に注目すべきは、デザイン変更後も連載作品のコミックスは発行された巻の初回デザインを維持する傾向があることです。これにより、シリーズ全体を通じて一貫性が保たれ、読者にとっての混乱を防いでいます。

新人まんが家デビュー作品シリーズ

1980年代初頭から、新人漫画家のデビュー作をまとめたコミックスが定期的に刊行されるようになりました。このシリーズでは、約5〜6人の新人が一つの本に収められ、最も注目される新人が表紙を描くという形で展開されました。過去には『りぼん新人まんが傑作集』や『ほっぷすてっぷデビュー!』などといった名目で刊行されました。

連載作品

現在の連載中の作品は『Cookie』や『りぼん』に掲載されているものがあります。また、過去には多くのヒット作が存在し、これらは読者に愛され続けています。

りぼんマスコットコミックスは、さまざまな少女[[漫画]]の魅力を凝縮したレーベルであり、読者に新たな出会いや楽しみを提供し続けています。

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