倉橋正行

倉橋正行（くらはし まさゆき）は、1972年12月7日生まれ、大阪府池田市出身の囲碁棋士です。関西棋院に所属し、九段の段位を持っています。

家系と囲碁との出会い

倉橋正行は、囲碁一家に育ちました。父は同じく囲碁棋士の倉橋正蔵八段、母は関山利一九段の次女という環境です。関山利道九段は従兄弟にあたります。幼少の頃から父の影響を受け、自然と囲碁を始めることとなりました。

父は内弟子として清成哲也、角慎介らを抱えていたため、倉橋正行は彼らと共に兄弟弟子として切磋琢磨しました。池田市立細河小学校6年時には、少年少女囲碁大会で見事優勝を果たします。この時の準優勝は、後に同じくプロ棋士となる坂井秀至でした。

藤沢秀行への師事

倉橋正行は、少年時代に藤沢秀行にも師事しました。長期の休みには神奈川まで足を運び、藤沢秀行主催の合宿に参加するなど、熱心に指導を受けていました。

プロ棋士としての道のり

1986年5月に初段となり、プロ棋士としての第一歩を踏み出します。その後、着実に昇段を重ね、1999年9月には九段に昇段しました。

昇段の履歴は以下の通りです。

1986年5月 初段
1987年10月 二段
1988年5月 三段
1989年5月 四段
1990年6月 五段
1991年10月 六段
1995年3月 七段
1997年3月 八段
* 1999年9月 九段

2002年には、関西棋院第一位決定戦で準優勝という成績を収めています。

「関西棋院のキムタク」

倉橋正行は、その甘いマスクから囲碁雑誌で「関西棋院のキムタク」と紹介されたこともあります。

倉橋正行は、現在も関西棋院に所属し、精力的に活動を続けています。今後の活躍も期待される棋士の一人です。

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