倉野章子

倉野章子について

倉野章子（くらの あきこ、1947年7月3日生まれ）は、富山県出身の著名な日本の女優および声優です。彼女の本名は角野章子で、東京都立桜町高等学校を卒業しました。現在、文学座に所属し、また「東京やなぎ句会」の同人でもあります。彼女は、俳優の角野卓造と結婚しており、育児のためにしばらくの間仕事を休業していましたが、その後再び舞台に復帰しています。

キャリアの歩み

1967年に文学座研究所に入所し、1969年に舞台『握手、握手、握手』で女優デビューを果たしました。1971年には文学座の座員に昇進し、以降は舞台だけでなく、さまざまなテレビドラマでも活躍するようになりました。長いブランクを経て、1995年には舞台『三人姉妹』で復帰し、同年の作品『野分立つ』で初主演を飾りました。この演技により、第30回紀伊國屋演劇賞個人賞と第3回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞しています。

主な出演作品

倉野章子のテレビドラマへの出演は非常に多岐にわたります。1969年には『花王 愛の劇場』、1970年には『ポーラテレビ小説』での活躍が知られています。1971年から1972年には、NHKの『銀河ドラマ』や『半七捕物帳』などにも登場しました。特に『プレイガールシリーズ』や『太陽にほえろ!』では印象に残る役柄を演じ、多くのファンを魅了しました。

映画にも出演し、初期の作品『荒い海』や、最近の『棘の中にある奇跡』や『長いお別れ』などで数多くの役を演じています。舞台においても『ハムレット』や『三人姉妹』など、数多くの重要な作品に参加し、観客を感動させてきました。

声優活動

倉野章子は声優としても活動しており、様々な映画やテレビシリーズの吹き替えを行ってきました。『007 ゴールドフィンガー』や『ハリケーン』などの名作に声を提供し、特に人気のあるテレビドラマ『名探偵ポワロ』の吹き替えにも参加しています。

その他の活動

ラジオドラマにも出演しており、特に人気のある『銀河鉄道999』ではメーテルの声を演じました。また、人形劇『平家物語』においても重要な役を担い、独自の存在感を示しています。

倉野章子はその多才な表現力で、演劇界、テレビ、映画、声優業界と幅広く活躍しています。彼女の演技には情熱と深い理解が表れており、その活動は多くの人々に影響を与え続けています。

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