元木咲良

元木咲良選手のプロフィールと業績

元木咲良（もときさくら、2002年2月20日生まれ）は、日本の女子レスリング選手であり、埼玉県和光市に根ざした才能あるアスリートです。彼女は59kg級と62kg級の2つの階級で競技を行い、その成績は目を見張るものがあります。彼女の父、元木康年もまた著名なレスリング選手であり、シドニーオリンピックでのグレコローマンレスリング63kg級で9位入賞の実績を持っています。元木咲良選手は、2024年のパリオリンピックにおいて金メダリストとしての期待が高まる選手です。

来歴

元木選手は和光クラブでレスリングを始めました。小学生の時期には全国大会での優勝経験があり、常に上位の成績を収めてきました。埼玉栄中学校に在学中、彼女は全国中学選抜選手権の37kg級で2位に輝きました。

高校生になってからも彼女の成績は目覚ましく、埼玉栄高校では2年次にジュニアクイーンズカップのカデット部門や世界カデット選手権（46kg級）での優勝を果たしました。その後、2020年には育英大学に進学し、さらなる成長を遂げます。大学2年次にはジュニアクイーンズカップの57kg級で優勝し、全日本選抜選手権でも2位となりました。3年次にはジュニアクイーンズカップの連覇を達成し、全日本選抜選手権でも優勝を果たし、続いて世界選手権の代表に選出されました。

世界選手権での戦績

元木選手は世界ジュニア選手権での優勝を含め、59kg級の世界選手権では準決勝でモルドバ選手に惜しくも敗れましたが、3位決定戦で中国選手に勝利し、銅メダルを手にします。その後の全日本選手権では、62kg級に出場し、オリンピックチャンピオンの川井友香子、世界チャンピオンの尾崎野乃香といった強豪選手を破り、見事に優勝を果たしました。

2023年以降の活動

2023年に入ると、元木選手はザグレブ・オープンで優勝し、その後の全日本選抜選手権でもトップの座を獲得。また、世界選手権においては決勝戦で東京オリンピックの銀メダリストに敗れましたが、メダル獲得によってパリオリンピック代表に内定しました。2024年にはザグレブ・オープンで5位に終わり、アジア選手権では決勝で敗れましたが、夏にはパリオリンピックで金メダルを獲得し、その名をさらに高めることになります。

主な戦績

• - 2014年: 全国中学選抜選手権 2位（37kg級）
• - 2018年: ジュニアクイーンズカップ カデット部 優勝（46kg級）
• - 2022年: 世界選手権 3位（59kg級）
• - 2023年: ザグレブ・オープン 優勝（62kg級）、全日本選抜選手権 優勝
• - 2024年: パリオリンピック 優勝（62kg級）

このように、元木咲良選手のキャリアは若いながらも素晴らしい成績で彩られており、今後の活躍が非常に期待されています。

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