育英大学

育英大学の概要

育英大学（いくえいだいがく）は、群馬県高崎市に位置する私立の大学です。2018年に設立され、同年に大学としての運営が開始されました。設立の背景には、「幅広い教養と道徳心を持ち、主体的な判断と行動ができる教員の養成」という理念があります。この理念のもと、群馬県内において16番目の四年制大学としての役割を果たしています。

設置者は前橋育英高等学校を運営する学校法人群馬育英学園であるため、高等学校との連携を持つことが大きな特徴となっています。例えば、高校からの科目履修生の受け入れを行ったり、高校と大学教員による相互授業が進められています。これによりスムーズな教育環境が整備され、高高連携が実現されています。

学部と学科

育英大学では教育学部とその中の教育学科が設定されており、特に児童教育専攻とスポーツ教育専攻の2つの分野が重要視されています。児童教育専攻では小学校や幼稚園の教員免許、及び保育士資格の取得が可能で、スポーツ教育専攻では中学校や高等学校の保健体育教員免許が取得できます。

クラブ活動

大学ではクラブ活動も盛んに行われており、陸上競技部、レスリング部、バレーボール部の3つが特に強化クラブとして指定されています。

陸上競技部

陸上競技部は特に男子駅伝部が強化されており、箱根駅伝出場を目指しています。監督の嶌津秀一氏は、スポーツ界の権威である日本体育大学出身で、実業団のNECに12年間所属していました。初めての予選会で、男子駅伝部は全体65位の結果を得て、4名の選手が関東学生連合チームに選出されるなど、成果を上げています。

レスリング部

男子レスリング部は設立から2年で東日本リーグ戦1部リーグに昇格しました。監督には2012年ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した松本隆太郎氏が就任し、女子選手ではパリオリンピック金メダリストが在籍しています。

バレーボール部

女子バレーボール部は育英短期大学との合同で活動しており、双方の学生が協力し合い技術を向上させています。

奨学金制度

育英大学は特別奨学金制度を設けており、特に学業成績や競技成績が優秀な学生には、授業料や入学金の全てまたは部分的な支援が行われます。また、入学後の学業成績優秀者に対しても奨学金が支給されるなど、多様な支援が用意されています。

対外関係

大学は群馬医療福祉大学と包括的な連携協定を結び、教育や研究面での協力を行っています。また、学生間の交流も積極的に進められており、学びの機会を増やしています。

出身者

育英大学からは女子レスリング選手櫻井つぐみさんや元木咲良さん、陸上選手外山結さんなどが名を連ねています。彼らは大学での学びを活かし、スポーツ界で活躍されています。

系列校

育英大学には、前橋育英高等学校や育英短期大学、姉妹法人が運営する育英メディカル専門学校など、多くの関連校があります。これにより、教育の幅が広がり、学生が多様な進路を選びやすくなっています。

以上のように、育英大学は教育を通じて未来のリーダーを育成するための基盤を構築しており、今後の発展に期待が寄せられています。

もう一度検索