元祖! SDガンダム

『元祖! SDガンダム』は、横井孝二氏が手掛けた日本の漫画作品で、かつてコミックボンボンおよびデラックスボンボンに連載されていました。SDガンダムを題材とし、ギャグ要素とストーリー性を融合させた作風で、多くのファンを魅了しました。単行本は講談社コミックスボンボンから全5巻が刊行されましたが、現在は絶版となっています。しかし、2006年には作品の一部と書き下ろしをまとめた『元祖! SDガンダム ベストセレクション』が刊行され、再び注目を集めました。

初期は、SDガンダムを題材にした4コマギャグ漫画が中心でしたが、連載が進むにつれて、武者ガンダム、騎士ガンダム、SDコマンド戦記といった、よりストーリー性の強いシリーズも描かれるようになりました。これらのシリーズは、それぞれ独自のキャラクターや世界観を持ち、SDガンダムの世界をさらに広げる役割を果たしました。ただし、同時期にガシャポンで展開されていたガンドランダーシリーズは、漫画の中では扱われていません。

連載末期には、ヴィクトリーガンダムの登場が予告されましたが、当時は『機動戦士Vガンダム』に登場する機体のSD化が制限されていたため、最後までヴィクトリーガンダム本人は登場しませんでした。最終回には、リアル頭身のヴィクトリーガンダムが1コマだけ描かれるという、ファンにとっては少し残念な結末となりました。

一部の作品は、都合により単行本に収録されなかったものもあります。また、連載終了後も、増刊号などで新作が掲載されることがありました。玩具の『元祖SDガンダム』とは、タイトルが酷似しており、イラストレーターが同じ横井孝二氏であるという共通点がありますが、漫画と玩具の間には、密接な関係はありません。

関連作品

SDガンダム
武者ガンダム
騎士ガンダム
SDコマンド戦記
にせガンダム

掲載誌

コミックボンボン
* デラックスボンボン

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