光と影のバラード

光と影のバラード

「光と影のバラード」（ひかりとかげのバラード）は、泉洋次によって手掛けられた楽曲、そしてその楽曲をタイトルに冠したシングル盤及びアルバム盤の名称です。

シングル盤

シングル盤「光と影のバラード」は、1981年10月にSMS Recordsよりリリースされました。この楽曲は、当時関西テレビ・フジテレビ系列で放送されていた時代劇ドラマ『影の軍団II』のエンディングテーマとして使用され、広く知られることとなります。

シングルのジャケット写真は、『影の軍団II』で主演を務めた俳優・千葉真一が、忍者装束に身を包み日本刀を手にした姿を捉えたものが採用されています。しかし、同じ規格品番でありながら、泉洋次本人の顔写真がメインとなったデザインのジャケットも存在しています。

A面曲として収録された「光と影のバラード」は、2022年1月現在、CD音源として公式にリリースされ、入手可能なのはアルバム『影の軍団 音楽編』のみとなっています。

シングル盤には以下の2曲が収録されています。

SIDE A
光と影のバラード – (4:04)
作詞：門谷憲二
作曲：泉洋次
編曲：渡辺茂樹
SIDE B
VAGABOND STORY – (4:05)
作詞・作曲：泉洋次
編曲：後藤次利

アルバム盤

同名のアルバム『光と影のバラード』は、シングル盤リリース翌年の1982年に発表されました。規格品番はSM28-5085です。

このアルバムは、現在までCD化はされておらず、アナログ盤のみのリリースとなっています。

アルバム収録曲のうち、「あ・な・た・に・（TO YOU）」と「光と影のバラード」を除く全ての楽曲は、泉洋次自身が作詞・作曲を手掛けています。アルバムのパッケージでは、帯に特定のキャッチコピーが記載されていました。

アルバムはSIDE-AをLIGHT SIDE、SIDE-BをDARK SIDEと称し、それぞれ以下の楽曲が収録されています。

SIDE-A (LIGHT SIDE)
あ・な・た・に・（TO YOU） – (3:06)
作詞：仲畑貴志
編曲：大槻啓之
LOVE COOL – (3:40)
編曲：中島正雄
エキゾチック･LOVE･KOBE – (3:42)
編曲：中島正雄
VAGABOND STORY – (4:05)
編曲：後藤次利
THE CHANCE – (4:36)
編曲：後藤次利
SIDE-B (DARK SIDE)
光と影のバラード – (4:04)
作詞：門谷憲二
作曲：泉洋次
編曲：渡辺茂樹
かかえきれないほどの夢を – (4:43)
編曲：後藤次利
人生は迷路 – (4:14)
編曲：中島正雄
酒と天使 – (4:25)
編曲：中島正雄
ハンドルはまかせろ – (5:53)
編曲：後藤次利

シングル盤B面に収録されていた「VAGABOND STORY」が、アルバム盤にも収録されていることが確認できます。

本作品は、1981年および1982年の音楽シーンにおける泉洋次の活動を示す一例であり、特にテレビドラマとのタイアップによってその名を知られることとなりました。

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