光岡・リョーガ

光岡自動車 リョーガ：クラシックセダンの魅力

光岡自動車から販売されていたリョーガは、クラシカルなデザインが特徴的なセダンです。ベース車両となる日産車に光岡自動車独自のスタイリングを施すことで、他にはない個性的な存在感を生み出しています。2世代に渡り販売され、それぞれのモデルに魅力的な特徴があります。

初代リョーガ (1998年-2001年)

初代リョーガは、日産プリメーラおよびプリメーラワゴンをベースに開発されました。1998年2月の発売開始から、多くのユーザーを魅了しました。エンジンは1.8Lと2.0Lの2種類が設定され、5速マニュアルトランスミッション、4速オートマチックトランスミッション、そしてハイパーCVT-M6と、幅広い選択肢が提供されました。

内装はベース車両であるプリメーラとほぼ共通でしたが、エクステリアは光岡自動車独自のデザインが光ります。セダンはトランク部分に、ワゴンはリアコンビネーションランプとバンパー周辺に、それぞれ変更が加えられていました。

1998年9月には、ベース車両のマイナーチェンジに伴い、リョーガも改良を受けました。エンジンラインナップに直噴エンジンを搭載したモデルが追加され、既存モデルのエンジンも一部変更されました。トランスミッションも改良され、よりスムーズな走行を実現しました。

ベース車両であるプリメーラの生産終了後も、認定中古車として2007年12月頃まで販売が続けられました。長い期間に渡り、多くのユーザーに愛されたモデルであることがうかがえます。

2代目リョーガ (2001年-2004年)

2001年には、ベース車両を日産サニーに変更した2代目リョーガが登場しました。初代モデルよりも価格を抑え、より幅広い層にアプローチしました。グレードは、デラックス、1500ロイヤル、1800ロイヤルが設定され、エンジンは1.5Lと1.8Lの2種類が用意されました。トランスミッションは5速マニュアル、4速オートマチック、そして1.8LモデルにはCVTも用意されていました。

2代目リョーガは、初代モデルと比較してデザインが大きく変更されました。木目調のインテリアや合皮シートが採用されるなど、より高級感が増したデザインとなっています。光岡自動車独自の個性がより際立つ、洗練されたモデルへと進化しました。

2002年にはベース車両のサニーがマイナーチェンジを受け、それに伴い、リョーガも一部変更を受けました。このマイナーチェンジにより、排出ガス規制に適合しない1.8Lエンジン搭載モデルは廃止されました。

ベース車両であるサニーの生産終了後も、認定中古車として2011年7月頃まで販売が続けられました。初代モデルと同様に、長きに渡り愛されたモデルであることが分かります。

まとめ

光岡リョーガは、日産車の信頼性と光岡自動車の個性的なデザインを融合させた魅力的なモデルでした。2世代に渡り販売されたことで、それぞれの時代のニーズに応えるモデルとして進化を遂げています。生産終了後も中古車市場で高い人気を誇り、その独特のスタイルと存在感は、今もなお多くのファンを魅了し続けています。

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