兒玉和夫

兒玉和夫について

兒玉和夫（こだま かずお）は、1953年6月11日生まれの日本の外交官です。東京大学法学部を卒業後、1976年に外務省に入省。以来、数々の要職を歴任し、日本の外交に貢献してきました。

主な経歴

外務省入省から初期のキャリア:
1976年：外務省に入省。英語研修のためオックスフォード大学に留学。
アラブ首長国連邦大使館勤務、経済協力局での要職を経て、国際広報にも携わりました。
イギリス大使館一等書記官、香港総領事館領事など、海外での勤務も経験しています。
本省での活躍:
1994年：欧亜局大洋州課長、大臣官房国際報道課長を歴任。外交政策の立案と広報活動を担いました。
2003年には経済協力局参事官、審議官として、日本の経済協力政策に深く関与しました。
大使としてのキャリア:
アメリカ合衆国、インドの大使館公使を経て、ロサンゼルス総領事を務めました。
2010年には国際連合日本政府次席代表、2013年には外務省研修所長に就任。
2013年からは経済協力開発機構（OECD）日本政府代表部特命全権大使、2016年からは欧州連合（EU）日本政府代表部特命全権大使を務め、国際社会における日本のプレゼンス向上に努めました。
2020年11月には、フォーリン・プレスセンターの理事長に就任し、国際的な報道活動の支援にも携わっています。

国際連合での論戦

兒玉氏は、2012年9月27日の国際連合総会において、尖閣諸島国有化に関する中国の非難に対し、日本の立場を明確に主張しました。中国の外交部長との間で論戦を繰り広げ、尖閣諸島が日本の領土であることを国際社会に訴えました。この論戦は、日本の国益を守る外交官としての兒玉氏の姿勢を象徴する出来事として注目されました。

同期入省の外交官

兒玉氏と同期には、以下のような著名な外交官がいます。

齋木昭隆（外務事務次官、駐印大使、外務省アジア大洋州局長などを歴任）
鶴岡公二（内閣官房審議官、外務[[審議官]]、外務省総合外交政策局長などを歴任）
木寺昌人（駐中国大使、内閣官房副長官補を歴任）

その他にも、多くの大使経験者が同期に名を連ねています。

兒玉和夫の外交活動

兒玉氏は、長年にわたり、外務省の要職を歴任し、日本の外交に貢献してきました。特に、経済協力や国際連合における活動、そして欧州連合との関係強化において重要な役割を果たしました。また、その発言は、国際社会における日本の立場を明確にするものであり、多くの人々に影響を与えています。

外部リンク

英国のEU離脱、EUの将来、そして日EU関係
LAは食のパラダイス(2)（ロサンゼルス総領事時代のインタビュー記事）
【第173回】私の外交論：ＥＵ大使の経験などを踏まえて（兒玉和夫 × 山越厚志） - YouTube

これらの資料からは、兒玉氏の外交官としての視点や、国際問題に対する深い洞察を伺い知ることができます。

兒玉和夫氏は、日本の外交の第一線で活躍し、国際社会における日本のプレゼンスを高めるために尽力した人物です。

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