全員集合!7人の仮面ライダー!!

全員集合!7人の仮面ライダー!!

『全員集合!7人の仮面ライダー!!』は、1976年1月3日に放送された特撮テレビドラマで、日本の「仮面ライダーシリーズ」の特別番組です。この作品は『仮面ライダーストロンガー』の後日譚にあたります。特に、お正月という特別な時期に放送され、子供たちの間で新たな「変身ブーム」を引き起こすきっかけとなりました。

概要

この特別番組は、約5年間続いた「仮面ライダーシリーズ」の終了を記念して、毎日放送が製作しました。放送の中心となるストーリーは、後楽園ゆうえんちを舞台に展開します。主人公である立花藤兵衛が子供たちに歴代の仮面ライダーの戦いを語り、その様子を振り返ることで番組が進行します。藤兵衛の語りの中で、帰国した本郷猛たちと、本物の怪人軍団とのアトラクションショーが融合し、再びライダーたちが立ち上がるという趣向が凝らされています。

あらすじ

物語は、デルザー軍団が壊滅した後、立花藤兵衛が子供たちの前で歴代ライダーの武勇伝を語る場面から始まります。彼は子供たちに誘われて、後楽園ゆうえんちでの「仮面ライダーショー」に参加します。そこで現れた7人のライダーたちは、彼らの過去の戦いの映像を見せながら、怪人軍団と繰り広げられる新たな戦闘に挑みます。この冒険の最中、立ちはだかるのは「暗黒大将軍」と名乗るキャラクターで、彼は本物の怪人たちを使ってショーを混乱に陥れようとします。しかし、7人ライダーは彼の計画を打ち破り、見事に怪人たちを倒します。

登場怪人

• - ### 暗黒大将軍

「仮面ライダーショー」の底に潜んでいたこのキャラクターは、長い白髪と髭を持ち、将軍服を着用しています。彼の計画は、ショーに実際の怪人を紛れ込ませることで、観客である子供たちを誘拐し、高額な身代金を得て世界征服を企むものでした。しかしながら、彼は7人ライダーの合体技によって消滅します。

• - ### 再生怪人軍団

さらに、ブラックサタンやデルザー軍団に属していた怪人たちが、この特別番組に登場しました。主なメンバーとして、メカゴリラやヘビ女などの悪役が挙げられ、彼らは暗黒大将軍の手下となって戦います。

キャスト

主要なキャストには、藤岡弘が演じる本郷猛（仮面ライダー1号）、佐々木剛の一文字隼人（仮面ライダー2号）、宮内洋の風見志郎（仮面ライダーV3）など、数々の仮面ライダーたちが参加しています。特に、多くのファンに親しまれた歴代ライダーたちが集結する姿が大きな魅力となっています。

音楽

オープニングテーマには「レッツゴー!! ライダーキック」が使用され、シンプルで覚えやすいメロディーが印象的です。また、エンディングにはインストゥルメンタルの「戦え! 七人ライダー」が流れ、番組全体を通してライダーたちの戦いを盛り上げる役割を果たしています。

結論

この特別番組『全員集合!7人の仮面ライダー!!』は、仮面ライダーシリーズの歴史を振り返りながら、子供たちに夢と勇気を与える内容であったといえます。特撮ファンにとって、この作品は単なる懐かしの記録を超えて、今でも多くの思い出と感動を呼び起こす作品として存在し続けています。

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