全国たばこ販売協同組合連合会とは？意味をやさしく解説

全国たばこ 販売協同組合連合会について

全国たばこ販売協同組合連合会（ぜんこくたばこはんばいきょうどうくみあいれんごうかい）は、日本全国のたばこ販売店が加盟する団体であり、1948年に任意団体「全国たばこ協会」として設立され、1979年に法人化されました。現在、本部は東京都港区に位置しています。

この組織には約48,000人の組合員が所属しており、たばこ販売業界の代表的な法人としてその活動を展開しています。設立以来、たばこ販売の促進に関する様々な取り組みを行ってきました。

全国たばこ販売協同組合連合会は、公式ホームページで「禁煙より分煙を。目指せ！分煙先進国！」というスローガンを掲げ、分煙政策の推進を強く支持しています。これは、飲食店などの公共の場における禁煙法改正に対して反対の立場を取り、喫煙者が快適に過ごせる環境を整えることを目指しています。

毎月25日には「全国たばこ新聞」を発行。2019年からは公式サイトで電子版も公開しています。これにより、業界内外に向けた情報の発信を行い、たばこ業界の理解促進を図っています。

また、未成年者の喫煙を防ぐために、成人識別自販機の導入を進めるなどの取り組みも行っています。喫煙マナーの啓発活動にも力を入れ、社会全体における理解を深める努力をしています。

全国たばこ販売政治連盟という政治部門を持ち、喫煙規制に反対するためのロビー活動や国会議員への献金活動を行っています。政府が作成したがん対策推進基本計画においては、喫煙率の削減を目指す数値目標を盛り込むことに対して反対の意向を示しており、その姿勢は常に一貫しています。

喫煙機会の拡大や消費場所の増加、及び売上向上を目的として、たばこ販売店に対して店頭灰皿の設置を推奨しています。これにより、喫煙者と非喫煙者の共存を図り、社会的な配慮をもたらそうとしています。

本組織の本部は、東京都港区芝一丁目六番十号、芝SIAビルの7階に位置しています。地域に根ざした活動を行うことで、全国のたばこ販売業界の声を反映し、関係者の意見を集約する役割を果たしています。