公益社団法人全国ビルメンテナンス協会について
公益
社団法人全国ビルメンテナンス協会は、
内閣府が所管する公的団体であり、日本国内における
建築物管理に特化した活動を行っています。この協会は、
1966年に大阪万博運営のために設立され、以来、ビルメンテナンスの専門的発展を図ることが目的とされています。
概要
当協会は、
内閣府の監督の下で、国のビルメンテナンス業界全体の健全な成長を促進するために活動しています。設立当初は
厚生労働省が所管していましたが、現在は
内閣府に引き継がれています。協会は、清掃や設備管理、環境衛生に関する資格認定や講習、技能向上のための競技会など、さまざまなプログラムを提供しています。
歴史の歩み
この協会の歴史は、
1966年の設立当初から始まります。その後、1969年には大阪万博の管理を開始し、1972年には札幌オリンピックの会場管理を手掛けました。さらに1973年には
建築物管理訓練センターが開設され、1977年にはビルクリーニング技能審査がスタートしました。1988年には、日本環境管理学会が設立されるなど、ビルメンテナンスに関する体系的な取り組みが進められています。
地域支部
全国各地には地域支部が存在し、それぞれの場所で地域の特性に応じたビルメンテナンス活動を行っています。各支部は以下の通りです。
事業内容
協会は、以下のような資格認定や講習を提供しています。
- - 病院清掃受託責任者講習:病院環境衛生管理委員会が担当。
- - ビル設備管理技能士:設備・保全委員会が担当。
- - ビルクリーニング技能士:建物衛生管理委員会が担当。
- - 建築物清掃業管理評価資格者講習:品質インスペクタープロジェクトとして実施。
- - 清掃作業従事者研修指導者講習、空気調和用ダクト清掃作業従事者講習、貯水槽清掃作業従事者講習、排水管清掃作業従事者講習、防除作業従事者講習など。
加えて、各都道府県協会では
職業能力開発校としてビル管理や清掃に関する講習も行っています。
技能向上プログラム
協会は、ビルクリーニング技能競技会を通じて、業界内での技能向上を促進しています。また、広報活動としてビルメンこども絵画コンクールやビルメンヒューマンフェアが開催されており、これにより社会的な認知度向上にも寄与しています。
出版活動
さらに、月刊『ビルメンテナンス』、季刊『ビル管理通信』、および『全国協会ニュース』といった出版物を通じて、業界関係者や一般の方に情報を提供しています。
関連団体
当協会は、
建築物管理訓練センターや日本環境管理学会などの関連団体とも連携しながら、ビルメンテナンス業界のさらなる発展に寄与しています。これらの活動を通じて、全国ビルメンテナンス協会は
建築物管理の質の向上に努めています。