全国特例市市長会

全国特例市市長会は、日本の特例市が相互に連携し、地方分権を推進することを目的として設立された団体です。その前身は「全国特例市連絡協議会」であり、2008年9月1日に名称変更されました。特例市制度が廃止された2015年4月1日には、「全国施行時特例市市長会」へと名称を改めています。

設立の経緯と目的

2000年11月10日、全国で10の特例市が誕生したことを契機に、「全国特例市連絡協議会」が発足しました。この協議会は、特例市が抱える共通の課題や問題点について、互いに情報交換や意見交換を行い、連携を深めることを目的としていました。また、国や関係機関に対して、特例市の制度に関する要望活動なども行っていました。

名称変更とその背景

2008年9月1日、「全国特例市連絡協議会」は「全国特例市市長会」へと名称を変更しました。この名称変更は、特例市の代表者である市長がより主体的に活動に参加し、政策提言や情報発信を強化することを目的としていました。市長会への移行により、特例市の意見がより的確に国政に反映されることが期待されました。

2015年4月1日、特例市制度が廃止されたことに伴い、「全国特例市市長会」は「全国施行時特例市市長会」へと名称を変更しました。これは、特例市制度が廃止された後も、施行時特例市としての役割や課題に対応していく必要があったためです。

解散

2020年3月31日、全国施行時特例市市長会は解散しました。特例市制度の廃止という大きな変化を経て、その役割を終えたと判断されたためと考えられます。

関連事項

特例市
中核市
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