全国職域学生かるた大会

全国職域学生かるた大会は、百人一首を使った競技かるたの大会です。春と夏の年2回、東京都江戸川区で開催され、多くの学生や社会人チームが参加する大規模なイベントとして知られています。

大会概要

1963年の第1回大会以来、半世紀以上にわたって開催されている伝統ある大会です。当初は江戸川区スポーツセンターで行われていましたが、現在は関東第一高等学校を会場としています。主催は全日本かるた協会、主管は全国職域学生かるた大会実行委員会が務めています。

大会はA級からE級までの階級に分かれており、チーム単位で競います。各チームは5名の選手と3名の補欠選手で構成され、8名全員が同じ学校や職域に所属している必要があります。ただし、8名全員が揃っていなくても、3名以上の選手がいれば参加可能です。

かつては春と夏の年2回開催されていましたが、第100回大会からは年1回開催に変更され、A・B・C級は春、D級は夏に開催されるようになりました。その後、第107回大会からE級が復活しています。

ルール

大会のルールは、以下の通りです。

チーム構成: 1チーム5名（選手）＋3名（補欠）の計8名。ただし、3名以上の選手がいれば参加可能。
級別: A級～E級。前回大会の成績によって級別が決定されます。A～D級は、それぞれ8、16、32、64チームに分けられます。B級はB1、B2、C級はC1～C4、D級はD1～D8のブロックに分かれます。A～D級以外のチームはE級に振り分けられますが、D級に格付けされたチームはE級には出場できません。
試合方法: 1チーム5名で対戦し、3名以上が勝利したチームが勝ちとなります。
順位決定: 予選は、A～D級は8チームを2ブロックに分け、総当たり戦を行います。E級は個人戦形式で3回の予選を行います。決勝戦は予選の成績に基づいて対戦相手が決定されます。

大会成績

長年に渡る大会の歴史の中で、多くのチームがしのぎを削ってきました。特にA級優勝回数では、早稲田大学が34回と圧倒的な強さを誇ります。以下、主要大学の優勝回数を示します。

早稲田大学：34回
慶應義塾大学：18回
東京大学：15回
富士高等学校：10回
立命館大学：9回
東北大学：5回
暁星学園：4回
その他：複数の大学や企業チームが優勝を経験しています。

これらの大学や企業チームは、長年にわたって高いレベルの競技力を維持し、大会を盛り上げてきました。

参加チーム

大会には、全国各地から多くのチームが参加しています。近年参加している主なチームを以下に示します。

A級: 東京大学、東北大学、慶應義塾大学、立命館大学、法政大学など
B級: 九州大学、明治大学、大阪大学、暁星学園など
C級: 早稲田大学、立命館大学、法政大学、神戸大学、その他多くの大学、企業チーム
D級: 中央大学、静岡東高校、慶應義塾大学、富士高校など
E級: 上記以外の多くの大学、高校、企業チーム

その他にも、多くの大学、高校、企業チームが参加しており、大会は非常に活気のあるものとなっています。

まとめ

全国職域学生かるた大会は、競技かるたの頂点を目指し、学生や社会人が熱戦を繰り広げる大会です。その歴史と伝統、そして参加チームのレベルの高さが、大会を魅力的なものとしています。今後も、多くの選手たちがこの大会で実力を発揮し、競技かるたのさらなる発展に貢献していくことでしょう。

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