全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会（ウインターカップ）について

概要

全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会、通称「ウインターカップ」は、1971年に始まり、2016年までの46年間行われてきた高校バスケットボールの重要な大会です。この大会は、全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会や国民体育大会バスケットボール競技とともに、全国の高校生バスケットボールチームにとって主要な大会として知られています。

歴史

大会の初回は1971年に国立代々木競技場第二体育館で開催され、その当初は春に行われていました。しかし、1988年より開催時期が冬に変更され、これ以降は「ウインターカップ」と呼ばれるようになります。大会が冬に移行することで、高校3年生の選手にとって最後のチャンスを提供する機会となりました。

1990年代からは大会の演出が進化し、1996年の第27回大会から東京体育館を主要会場に使用することが定着しました。東京体育館以外にも代々木や駒沢オリンピック公園などがサブ会場として利用され、時には広島県立総合体育館で開催されることもありました。

出場枠と組み合わせ

最初の大会では各地区から選抜された男女各16校が出場しましたが、出場校数は徐々に増加し、1990年以降は各都道府県から48校が選ばれるようになりました。また、2009年からはインターハイの優勝校・準優勝校も出場することで、出場校が50校に達しました。しっかりとした選抜制度に基づき、試合の組み合わせも工夫されることから、シード校同士が早期に対戦しないよう配慮されています。

競技形式と特別賞

大会は前半で複数のコートを使用して行われ、男子の準々決勝や女子の準決勝からはメインコートでの試合が行われます。また、2001年からは「感動大賞」という特別賞が設けられ、印象に残るプレーや選手が表彰されるようになりました。

主催と協賛

当大会は、日本バスケットボール協会や全国高等学校体育連盟、朝日新聞社などが主催している他、特別協賛にはENEOS（旧JXホールディングス）などが名を連ねています。

近年の進展

2017年からは選手権大会として新たなスタートを切り、以降も大会は進化し続けています。2017年度の冬の大会は第70回目を記念する大会となり、名実ともに高校バスケットボールの最高峰と位置づけられました。

まとめ

ウインターカップは、毎年多くの高校生たちが競い合う熱い舞台です。全国各地の高校バスケットボール部が名誉を懸けて戦うこの大会は、選手の成長とともに日本のバスケットボール界の発展にも寄与しています。今後も多くの感動的な試合と新たなスター選手の誕生が期待されることでしょう。

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