全国高等学校選抜大会

全国高等学校選抜大会とは

全国高等学校選抜大会は、高校スポーツにおける主要な大会の一つであり、全国高等学校体育連盟（高体連）が管轄する競技を中心に、様々な種目で実施されています。この大会は、インターハイ（全国高等学校総合体育大会）とは異なり、毎年開催地が定められ、春季に開催されるのが特徴です。

大会の概要

選抜大会は、原則として1・2年生を対象としており、次世代の選手たちの育成を目的としています。しかし、バスケットボールやアイスホッケーのように、3年生も出場可能な競技も存在します。また、インターハイとの差別化を図るため、マスコミとの連携や独自性を打ち出した競技も多く見られます。中には、ジュニアオリンピックを兼ねた大会や、総務省・文部科学省の「スポーツ拠点づくり推進事業」に基づいた開催地で行われる競技もあります。

出場校は、多くの競技でブロック単位で選出され、各競技連盟が決定します。ラグビーのように、ブロックの強豪校以外の出場枠を設ける場合もあります。一方、バスケットボールのように、インターハイと同様に都道府県単位で予選を実施する競技も存在します。個人競技においては、学校対抗戦は行わない場合が多いです。

高体連管轄の競技では、1970年度から大会開催が認められるようになりました。男子サッカーは、かつてインターハイを選手権とする予定でしたが、冬季の選手権が高体連管轄外となったため、選抜大会を選手権とすることで再び高体連の管轄となりました。その他にも、選抜大会を名乗らない、または名乗らなくなった競技もあります。

さらに、野球のように高体連に所属していない競技や、少林寺拳法のようにインターハイに参加していない競技でも、選抜大会が開催されることがあります。

競技大会一覧

以下に、2014年度に実施された主な選抜大会を、高体連管轄競技とそれ以外の競技に分けて紹介します。

高体連管轄競技

選抜を名乗る大会

全国高等学校体操競技選抜大会
全国高等学校新体操選抜大会
全国高等学校選抜卓球大会
全日本高等学校選抜ソフトテニス大会
全国高等学校ハンドボール選抜大会
全国高等学校選抜バドミントン大会
全国高等学校ソフトボール選抜大会（女子はジュニアオリンピック、男子はスポーツ拠点づくり推進事業）
全国高等学校相撲新人選手権大会（全国高等学校相撲選抜大会）
全国高等学校選抜スキー大会（スポーツ拠点づくり推進事業）
全国高等学校選抜ボート大会（スポーツ拠点づくり推進事業）
全国高等学校剣道選抜大会
全国高等学校選抜レスリング大会
全国高等学校弓道選抜大会
全国選抜高校テニス大会
全国高等学校選抜クライミング選手権大会
全国高等学校選抜自転車競技大会
全国高等学校ボクシング選抜大会（ジュニアオリンピック）
全国高等学校選抜ホッケー大会
全国高等学校ウエイトリフティング競技選抜大会（スポーツ拠点づくり推進事業）
全国高等学校選抜フェンシング大会
全国高等学校空手道選抜大会（ジュニアオリンピック）
全国高等学校アーチェリー選抜大会（ジュニアオリンピック）
全国高等学校なぎなた選抜大会（スポーツ拠点づくり推進事業）
全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会（スポーツ拠点づくり推進事業）
全国高等学校選抜ヨット選手権大会
全国高等学校選抜スピードスケート大会
全国高等学校少林寺拳法選抜大会
全国高等学校カヌー選抜大会

選抜を名乗らない大会

全国高等学校サッカー選手権大会
全国高等学校柔道選手権大会
全日本バレーボール高等学校選手権大会
全日本高等学校女子サッカー選手権大会
全国高等学校バスケットボール選手権大会

高体連管轄外大会

全国選抜招待高等学校駅伝競走弥彦大会
選抜高校女子サッカー大会
全国高等学校選抜アイスホッケー大会
全国高等学校ライフル射撃競技選手権大会
全国高等学校女子ウエイトリフティング競技選手権大会
全日本高校・大学ダンスフェスティバル
紫灘旗高校弓道大会
全日本高等学校馬術競技大会

高体連管轄外競技

選抜高等学校野球大会（日本高等学校野球連盟）
全国高等学校女子硬式野球選抜大会（全国高等学校女子硬式野球連盟）
全国高等学校ゴルフ選手権春季大会（日本高等学校・中学校ゴルフ連盟）
全国高等学校日本拳法選抜大会（全国高等学校日本拳法連盟）
全国高等学校対抗ボウリング選手権大会（スポーツ拠点づくり推進事業）
* 全日本選抜高等学校パワーリフティング選手権大会（全日本高等学校パワーリフティング連盟）（スポーツ拠点づくり推進事業）

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