全国高等学校野球選手権富山大会について
全国高等学校野球選手権富山大会は、
富山県で開催される
全国高等学校野球選手権大会の地方予選です。この大会は、夏の甲子園として知られる全国大会への出場権をかけた、県内高校球児たちの熱い戦いの舞台となっています。
大会概要
富山県内の高校野球チームが参加し、トーナメント形式で優勝を争います。勝利したチームは、
富山県代表として
全国高等学校野球選手権大会に出場する権利を得ます。
使用される主な球場
富山大会では、県内の複数の野球場が使用されます。主な球場は以下の通りです。
富山市民球場
高岡西部総合公園野球場(愛称:ボールパーク高岡)
砺波市野球場
県営富山野球場
黒部市宮野運動公園野球場
魚津桃山運動公園野球場
過去には、
高岡市営城光寺野球場も使用されていましたが、現在は使用されていません。
大会結果と歴史
富山県勢は、
1916年の第2回大会から選手権大会に参加しています。
1977年の第59回大会までは、いくつかの記念大会を除いて、北陸大会や北越大会に他県と合同で参加していました。
北陸大会参加時期:第2回 - 第5回、第7回 - 第26回、第28回 - 第39回、第56回 - 第59回大会
北越大会参加時期:第41回 - 第44回、第46回 - 第49回、第51回 - 第54回大会
1978年の第60回大会を挟み、
1979年の第61回大会から
富山県は正式に単独代表として出場するようになりました。これにより、
富山県内の高校野球のレベル向上と、県代表としての誇りが一層高まりました。
放送体制
富山大会の試合は、テレビとラジオで中継されます。主に以下の放送局が中継を担当しています。
NHK富山放送局:テレビ・ラジオともに準決勝から中継。2018年まではラジオは準々決勝から中継。
ケーブルテレビ富山:県営富山球場の1回戦から準々決勝までの試合を生中継。
高岡市営城光寺野球場で行われた試合はダイジェスト放送。
高岡ケーブルネットワーク:高岡西部、県営富山、砺波の試合を同時生中継(1回戦から準々決勝まで)。
となみ衛星通信テレビ:砺波市野球場の試合を生中継。
近年では、バーチャル高校野球でも一部の試合が配信されるなど、より多くの人が試合を観戦できるようになっています。
朝日新聞社の地方大会で使用される社旗は、管轄区域によって
西日本版と
東日本版の2種類があります。
富山県は、通常は大阪本社の管轄区域ですが、1989年から2011年までは東京本社の管轄区域だった時期があり、この期間は
東日本版の社旗も使用されました。富山大会は、
西日本版と
東日本版の両方の社旗が使用された珍しい大会として知られています。
関連情報
富山大会について、より詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
全国高等学校野球選手権北陸大会
全国高等学校野球選手権北越大会
富山県高等学校野球連盟
バーチャル高校野球
これらの情報を通じて、富山大会の歴史や背景をより深く理解し、高校球児たちの熱い戦いをより一層楽しんでいただければと思います。