全日本そっくりショー

『全日本そっくりショー』の概要

『全日本そっくりショー』は、1985年の春から初夏にかけてテレビ東京系列で放送された視聴者参加型のものまねバラエティ番組です。放送期間は1985年4月17日から6月26日までの約2ヶ月間で、全11回のエピソードが放送されました。番組は毎週水曜の19:00から19:54までの54分間、日本標準時において放送されていました。

番組の内容

この番組は、容姿が著名人に非常に似ている「そっくりさん」たちが集まり、誰が一番本人に似ているかを競う内容でした。出演者たちは、ただ見た目だけでなく、歌声や仕草なども真似し、どれだけ本人に近づけるかを披露します。視聴者は、彼らのパフォーマンスを楽しみながら、投票や応援を通じて番組に参加できました。

このプロジェクトは、3年前に放送が終了した『ザ・そっくりショー』の後を受け、大きな期待をもって始まりました。さらに、テレビ東京が制作したものまね番組としては初の1時間番組となり、新しい試みが詰め込まれた構成になっていました。

司会者

司会は山田邦子と西川のりおが担当しました。山田邦子は、番組の終了後にも同局の特別番組『全日本そっくり大賞』で司会を務め続け、彼女の明るいキャラクターと巧みなトークが多くの視聴者に親しまれました。西川のりおも、ものまね芸人としての経験を活かし、番組を盛り上げました。

番組の影響

『全日本そっくりショー』は、視聴者参加型のスタイルが新しく、注目を集めました。特に、そっくりさんたちのパフォーマンスが評価されることで、視聴者はテレビを通じて身近に感じられる存在として楽しむことができました。多くのそっくりさんが登場し、さまざまなアーティストや有名人の模倣が繰り広げられ、視聴者は笑いと驚きを体験しました。

番組の文化的意義

この番組は、同時期の日本のテレビ文化において、ものまねというジャンルの広まりにも寄与しました。また、視聴者参加型の構成は、今後のバラエティ番組にも影響を与え、参加型エンターテインメントの一つの形として定着していきました。このように、視聴者が自らの応援で番組を盛り上げることは、当時の新しい試みでした。

関連項目

『全日本そっくりショー』の成功は、その後の『全日本そっくり大賞』や他のものまね番組にまで影響を与えました。また、かつての『ザ・そっくりショー』との関連性もあり、これらの番組を通じて、視聴者に一体感や楽しさを提供し続けました。

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