全日本学生剣道連盟

全日本学生剣道連盟の概要

全日本学生剣道連盟（ぜんにほんがくせいけんどうれんめい）は、日本国内に設置された大学の剣道部を包括的に統括するための組織です。一般に「全学連」とも略称され、大学生の剣道活動を支援・促進する役割を担っています。この組織は、日本武道館の学生武道クラブ内に本部を構えており、全国8つの地域連盟によって成り立っています。それは、関東、関西、東海、九州、中四国、東北、北信越、北海道の学生剣道連盟です。

歴史の背景

全日本学生剣道連盟の設立は1952年にさかのぼります。その前年には関東学生剣道連盟が創設され、その活動が全国的な学生剣道の基盤となりました。翌年の1953年には全学連が正式に結成され、同年の12月には初の全日本学生剣道優勝大会が国民体育館で行われました。この大会は、のちの全日本学生剣道選手権大会や東西対抗試合の開催へとつながります。

1967年には、女子の剣道活動を促進するために、第1回全日本女子学生剣道選手権大会が日本武道館で開催されました。この大会は、2020年に50回目を迎える長い歴史を持っています。

主催大会の紹介

全日本学生剣道連盟は、数々の主要な大会を主催しています。主な大会には以下のものがあります。

1. 全日本学生剣道選手権大会（兼全日本学生剣道東西対抗試合）: これは毎年7月に開催され、関西学連と関東学連の持ち回りで行われます。この大会は男子と女子ともに同時開催され、学生剣道の最高峰の戦いが繰り広げられます。

2. 全日本学生剣道優勝大会: 毎年10月に行われている男子の団体戦で、関西学連と関東学連が隔年で持ち回り形式で主催しています。

3. 全日本女子学生剣道優勝大会: 女子の団体戦であり、毎年11月に春日井市で開催されます。この大会も学生の剣道技術を競う重要な場となっています。

4. 全日本学生剣道オープン大会: この大会は全学連に登録した部員によるオープン参加の個人戦として、毎年12月に北信越、東北、北海道、中四国の地域連盟の持ち回りで開催されます。

結論

全日本学生剣道連盟は、日本国内における学生剣道の発展に大きく寄与してきました。各大会を通じて、学生たちは剣道の技術を磨くだけでなく、交流の場としても活用しています。これにより、学生剣道は今後も多くの若者に影響を与え続けることでしょう。

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