全秦グループ

全秦通商株式会社（ぜんしんつうしょう、英文表記: ZENSHIN tusho）は、本社を岡山県津山市に構える企業です。パチンコチェーン店の運営を主軸としながら、ゴルフ場経営なども手掛けるアミューズメント分野の総合企業として活動しています。

概要

現在、同社は鳥取県、島根県、香川県において、『ラスベガス』、『フェニックス』、『Z-One』といったブランド名で計6店舗のパチンコ店を展開しています。また、ゴルフ場としては、岡山県赤磐市にある『山陽ゴルフ倶楽部』を運営しています。

かつては事業の幅を広げており、書店『ブックセンターコスモ』や、当初『ブルートレイン』として開業し後に『カラオケメロディー』と改称されたカラオケボックス、さらにはバッティングセンターの運営も手掛けていました。しかし現在、書店とカラオケ店は営業を終えており、バッティングセンター事業からも撤退しています。

パチンコ事業に関しても変遷が見られます。最盛期には兵庫県、岡山県、広島県といった地域を含め、最大で14店舗を展開していましたが、時代の変化と共に店舗数は減少し、2022年までに多くの店舗が閉店となり、現在の規模に至っています。

沿革

全秦通商株式会社の歴史は、1965年（昭和40年）7月18日に「全本金属」が創業されたことから始まります。これが現在の全秦通商へと繋がる出発点となりました。その後、1971年（昭和46年）には社名を「全本金属與業」に改称しています。

現在の全秦通商株式会社の礎となる事業として、1975年（昭和50年）12月24日にはパチンコ事業の第1号店を岡山県津山市に出店しました。そして、1985年（昭和60年）には「全秦通商株式会社」が正式に設立されました。この頃には、新規事業として書店『ブックセンターコスモ』の出店も行っています。

1989年（平成元年）には、カラオケボックス事業にも参入しました。企業の基盤強化として、1993年（平成5年）には岡山県津山市鍛治町に全秦通商の本部ビルが完成しています。

ゴルフ場事業への進出は2004年（平成16年）4月27日です。経営破綻した国際開発が運営していた岡山県赤磐郡吉井町（現在の赤磐市）にあった『山陽ゴルフ倶楽部吉井コース』を改修し、『山陽ゴルフ倶楽部』として再生、運営を開始しました。

2012年（平成24年）には、様々な事情により全秦グループが二つの流れに分かれることとなりました。これにより、かつての原点である全本金属は、本記事で扱う全秦グループではなく、ゼンシングループの一員となりました。

グループ企業

全秦通商株式会社のグループ企業には、建築業を手掛ける株式会社エアテックがあります。

関連項目

山陽ゴルフ倶楽部

外部リンク

全秦通商株式会社 （※実際のURLは要確認）
* 山陽ゴルフ倶楽部 （※実際のURLは要確認）

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